【HSP】退職代行は迷惑?無責任?甘え?申し訳ない?迷う理由7つと気持ちの解決策
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会社に退職を言い出せない…。また、あの辛さを味わうのかと思うと退職に踏み切れない。
上司に好かれていないから、退職を伝えたら何を言われるかわからなくて怖い…。
同僚が退職したけれど、会社とのやりとりでとても苦労して辞めていった。自分もそうだと思うと、退職を言い出せない。
最近、退職代行サービスってあるけれど、使っていいのかな?甘えや迷惑や無責任という人もいるし、実際申し訳ないとも感じる…。
そんな「退職代行を使って退職したいけれど、勇気がでない」人に向けての記事です。あなたの悩みに当てはまる答えが、きっと見つかります。
そっと背中を押す内容になっています。時間のあるときに、ゆっくり読んでみてくださいね。
私はHSPです。これまで、退職の辛い経験が何度もあります。そこで退職代行サービスに興味をもち、いろいろと調べました。
せっかくなので、HSP目線でまとめました。同じ悩みがある人に届きますように。
【HSP目線】退職代行を使うのは迷惑?無責任?甘え?申し訳ない?
結論、そんなことはありません。退職代行について深く知れば知るほど、むしろHSPさんにこそ使ってほしいサービスだと確信しました。
理由は、HSPさんにとって「退職」は一大イベントだからです。特に会社との関係に悩んでいると、心へのダメージも相当なものです。
それゆえ「そんな負担を受けてしまうくらいなら、このまま働き続ける方がマシ」と無理に頑張り続けてしまうんですよね。
確かに、「お金さえ払えば法的にバックレられる」そんな思いで利用するのは感心しません。
しかし、これ以上自分ではどうしようもないときに、退職代行サービスに頼るのは悪いことではありませんよ。
「迷惑?無責任?甘え?申し訳ない…」HSPが退職代行の利用を迷う理由7つと&気持ちの解決策
こんな理由があるのではないですか?
- 迷惑がかかるのでは?
- 無責任などと悪評が立ったらどうしよう
- 自分で伝えれば済むのに、安くないお金を払ってわざわざ頼むなんて、甘え?
- 綺麗に辞めないといけないのでは…
- 嫌われるかもしれない
- 非常識と思われない?
- 嫌がらせや、訴えられたりしないだろうか
この記事を書くにあたり、退職を迷っていた当時の気持ちになって、退職代行を使うかどうか考えてみました。すると、上記のような不安がたくさん出てきました。
皆さんの心の中にも、いくつかありませんか?
ひとつずつ冷静に向き合っていくと、気持ちの解決策がみつかりましたので、書いていきます。
退職を迷っていた当時は、今のように冷静ではいられませんでした。
ストレスだった職場を離れた今だからこそ、見つけられた解決策です。皆さんのお役に立てれば嬉しいです。
1.【退職代行は迷惑?】迷惑がかかるのでは?
迷惑をかけることはあります。※ただしフォローができます
理由は2つあります。
- 突然の退職になるから
- 会社が、退職にあたるやり取りを本人と直接できなくなるから
突然の退職になるから
退職日まで有休を使うことで、実質即日退職が出来るケースがあります。すると引き継ぎ期間が極端に短かったり、無いことも起こりえます。
そうなると、残された人の負担は増えますよね。後任者が説明なしに業務をするのも、現状を把握するだけでもかなりの時間がかかります。
ただ、これは退職代行を使わなくても同じですし、会社側にも責任があります。突然出社できなくなる理由は、他にも事故や病気、不幸ごとなどたくさんあります。それなのに、1人が急に抜けて大混乱になるような管理をしている会社も問題です。そんな会社の問題まで、あなたが代わりに悩まなくても大丈夫です。
実は過去の職場で、事故にあって突然長期入院した人がいたんです。普段から仕事を整理されていたので混乱は小さくて済みましたよ。私にもしわ寄せがきて忙しくなりましたが、怪我をしたくてしたわけでないでしょうから、その人を責める気持ちにはなれませんでした。
心も同じで、なりたくて苦しくなったわけではないですよね。心だってケガも病気もしますから。
会社へのフォローとしては、あらかじめ仕事を整理しておいたり、簡単な引き継ぎ書類を用意しておくことです。
ただし引継ぎ書類を作るために、無理して頑張る必要まではありません。あなたの心身が一番大切です。
会社が、退職にあたるやり取りを本人と直接できなくなるから
直接本人に伝えたり確認したいことを、わざわざ退職代行の会社を通してやりとりしなければならないからです。
特に退職に関係する書類を作ったり、備品を回収する担当の人が、面倒になります(以前関係部署で働いていました)。
「あなた○○って支給されてた?」
「未精算の経費はない?」
など、ちょこちょこ確認したいことが出てくるんですよね。
逆に考えると、自分から退職を言い出したら、上のような細かなやり取りも全て自分で対応しなければなりません。担当者と関係がよくない場合、退職代行が間に入ってくれた方がホッとしますよね。
2.【退職代行は無責任?】無責任などと悪評が立ったらどうしよう
立てる人はいるかもしれません。しかし、誰かの言動をコントロールすることはできないのです。
悲しいことですが、退職した本人がいないのをいいことに、個人的感情を好き勝手に言う人もいますよね。ですが、いつか忘れられますよ。
確かに、今後も会社といい関係を続けたかったり、業界が狭く今後も付き合いがあるなら、退職代行を使わない方がいい場合も。
ですが考えてみてください、今の会社と今後も繋がっていたいですか?そうではないから退職したいんですよね。
会社に残る辛さと、去った会社で何か言われてるかもしれないのと、どちらがマシでしょう?
私ならたとえ悪評がたってしまっても、辛い環境から去れる方を選びます。
むしろ退職代行を使ったほうが、自分の悪評を聞いてしまう可能性が減ります。なるべく会社の人と合わないのですから。
私も退職してしばらくは、悪口を言われていないか不安でした。それほど、悪口や噂好きな人が数名いたんですよね。
ですが、遠く狭い場所で起こっていること。1年以上たった今ではすっかり平気です。
「別に何を言われていても、私を大切にしてくれる人たちと生きていくから大丈夫」そう思えています。
3.【退職代行は甘え?】自分で伝えれば済むのに、安くないお金を払ってわざわざ頼む?
甘えなはずはありません。なぜなら、自分の心身を守るための行動だからです。
甘えと言われる理由は、「これまでみんな自分で伝えてきた&誰でも勇気がいること」だからです。
自ら「退職します」とすぐに辞められれば理想ですよね。お金もかかりませんし。
勇気を出して言える人は、それでいいんです。しかし言えない人が増えているからこそ、退職代行サービスが注目されているのです。
退職代行サービスは、「言えずに無理して頑張ってしまう」タイプの人の救いになります。
退職にまつわるあらゆる大変さを、代わりに引き受けてもらえます。「きつい上司との会話」「会社との連絡」「必要書類のやりとり」などなど…。「辞めます」と一言いえば会社から解放されるわけではありません。
もはやそういう大変さを乗り切れる精神状態でないのに、無理して自分でやろうとすると、ますますボロボロになってしまいます。
退職を言い出そうと考えるだけで辛くなったり、動悸が激しくなってしまったり。そんな状態なら、退職代行を使って抜け出してもいいじゃないですか。
そもそも、言い出せないのは、あなただけの責任なのでしょうか?少なくとも入社の面接時は会社と話ができていたはずなのですから、良好な関係が続いていたら、あなたもきっと言い出せたでしょう。
強気な人だけが会社と交渉できるのではなく、どんな人でも何でも言い出せる環境がつくれていない、会社側にも問題があるのです。
私の経験では、辞めると伝えた時が辛さのピークではないんですよね。その後の針のムシロな空気などが本当にストレスで、急激に適応障害が悪化しました。
ちなみに私が退職した会社で、体調不良を理由に、メールで退職の意思を伝えた人がいました。出社ができないことも添えられていたそうです。
しかし会社の返事は「人としてまずは直接話すよう出社しなさい。話はそれから」というものでした。
人として直接会うことも大切だけど、会うことで心身が弱っていく相手にまで強要するのは、いかがなものでしょうか…。
退職代行サービスという第三者が入っていれば、会社からの連絡に直接応じなくても、手続きを代わりに進めてもらうことができますね。
そしてそれは、決して甘えではありませんよ。
4.【退職代行を使うのは申し訳ない】綺麗に辞めないといけないのでは…。
心身をさらに悪くしてまで、綺麗に辞める必要はありません。それよりも、辛い状況から早く抜け出すことの方が大切です。
そうは分かっていても、HSPの真面目さゆえ「立つ鳥後を濁さず」「こんな風に辞めてしまっていいのか」そんな不安が湧いてくるんですよね。
良くしてくれた会社で恩を感じているなら、自分自身も元気で、正式な手続きだってとれるし、多少の煩わしさも乗りきれるでしょう。けれど、きっとそうではなくて悩んでいるんですよね。
自分の心と健康を削ってまで、無理をすることはありません。退職代行を使って辞めること自体、法的に何の問題もないのですから。
「辞める時点で無関係になるんだから、どうでもいい」そんな考えをあなたが持たないことは、あなたを知っている人なら理解してくれます。
申し訳ないと思う相手がいるのなら、その人にだけ個人的に伝えておくこともできますよ。
緊急脱出なのですから、綺麗に辞めるより自分の心身を大切にしてください。
5.嫌われるかもしれない
良く思わない人がいるのは避けられませんが、理解してくれる人も必ずいます。だから大丈夫です。
なぜなら、人間関係には「2:7:1の法則」というものがあるからです。アメリカ合衆国の臨床心理学者、カール・ロジャースが提唱した法則です。
周りに10人いれば、
2人はあなたが何をしても肯定的に見てくれる人
7人は何も思わない人
1人は何をしても否定的に見てくる人
10人のうち1人は、あなたが何をしても、否定的に見てきます。
退職代行サービスを使っても、使わずに辞めても、そもそも辞めることも、頑張って必死に仕事を続けていてもです。そんな相手に、無理に好かれる必要はありません。
反対に、2人はあなたのことを分かってくれるでしょう。
わかってくれる人なんているのかな…?
そう思った人に質問です。
もしもあなたの大切な人が、退職代行サービスを使って辞めたと知ったらどう思いますか?
「理解する」前提で、その事実を受け止めませんか?
私ならこう考えます。
ちょっと驚いたけど、そうまでして辞めたい事情があったんだろう。追い詰められていたのかもしれない。
退職代行を使うことも、すごく悩んで決めたのかも…。
たとえあなたの職場に肯定的な2人がいなくたって、他の場所に、あなたを良く知る人がいて、今までの辛さや頑張りを分かってくれるはず。
「そんな人いないよ…」と落ち込まないでください。私がいます。顔も名前も知らずお会いしたこともありませんが、このブログにたどりついて下さった縁があります。
退職代行を使おうか迷っていて、この記事のこのタイトルを見て、ここまで読み進めてくださったあなた。仕事を辞めたくても辞められず苦しんでいた過去の私と同じなんです。
だから気持ちが良くわかります。
「2:7:1の法則」を思い出してください。良く思わない人が1人いたって、理解してくれる人は2人いるのですから。
6.非常識と思われない?
思われる可能性はあります。けれど、非常識と思う人のものさしにあわせて、苦しい現状にとどまることはありません。
非常識と思われるのは、今までは直接伝えるのが常識だったからです。その枠に入っていないからですね。
それに、人として何もかも直接言わなければならないなら、電話もメールもラインもこれほど普及していないはずです。
退職代行は、今、ニュースで取り上げられることも増えました。急速に認知度は上がっていて、利用経験者も増えています。
それでも、これまでの常識を簡単に変えられない人がいるのも仕方ありません。今でも「赤ちゃんには母乳じゃないと」「うつは甘え」という人がいるの同じですよね。人のものさしはそれぞれなのですから。
私も「1192作ろう鎌倉幕府」からなかなかアップデートできません(笑)何度正解を聞いても忘れてしまいます。
非常識と思われるのを避けて、あなたが前を向けないなんて、悲しいことなんですよ。先ほどの「2:7:1の法則」で、わかってくれる人もいるんだと思い出してくださいね。
退職代行の利用経験あり・利用意向ありを合わせると、25.7%
マイナビの転職動向調査2020年版によると、退職代行の利用経験あり・利用意向ありを合わせて、25.7%という結果がでています。
2020年版の数字なので、2024年現在はさらに増えているはずです。非常識から常識に、いつか変わるかもしれませんね。
7.嫌がらせや、訴えられたりしないだろうか
弁護士に依頼するという方法があります。
会社との関係があまりに悪く、そのような可能性も考えられるなら、退職代行を弁護士に依頼するのがお勧めです。費用は高くなりますが、法的なトラブルや裁判にも対応してもらえますよ。
HSP目線で、退職代行についての印象が変化した話
退職代行は、何らかの理由で退職を言い出せない人にこそ、使ってほしいサービスです。
今は素直にそう思いますが、よく知らない頃は失礼ながらこう思っていました。
退職代行?若者に広がっていると聞くし、バックれる代わりとして使われるものなんだろうか?親に代わりに言ってもらうよりは体裁がよくて便利なのかも…。
しかし調べてみて、決してそれだけではないことを知ったのです。
退職届を出しても受理してもらえない(私の上司にいました。何度も、目の前でシュレッダーにかけられたそうです)、辞めたいと伝えると殴られた…。世の中にはそういうケースが実際にあります。
モラハラで、心にダメージを負うこともあります。いわば「心が殴られた」ようなものですよね。そうなると直接会話することも辛くなってしまいます。
モラハラ気味が積み重なって、心が辛くなることだってあります。特に強く言い返せない繊細な人にとって、圧のある指示や物言いは耐え難いですよね。
トラブル解決でもそうですが、本人同士でどうにもならなくても、第三者が入ると上手くいくケースって多いですよね。その第三者が退職代行サービスです。
退職を言い出しづらい時点で、本人同士での円満解決には程遠いと思いませんか?表面上は円満退社でも、退職する側の心のダメージは大きいのですから。
今は、退職代行はとてもありがたく素敵なサービスだと考えています。
まとめ:【HSP目線】退職代行サービスを使うのは、迷惑でも、無責任でも、甘えでもない。申し訳ないと思わなくて大丈夫
利用を迷う人に向けての、気持ちの解決策を7つご紹介しました。
退職代行は、むしろHSPさんにこそ使ってほしいサービスです。
退職代行サービスは無料相談を設けている会社が多いです。使うかの決断はまだ先として、まずは無料相談だけでも試しておくと、いざというとき退職しやすくなりますよ。
公務員だと利用できないサービスや、雇用形態によって料金がちがったりもします。
いざとなったら自分でも使える!と知っておくだけで、心の支えになるはずです。
皆さんの心が、少しでも軽くなることを願っています。