【体験談】うつ病などでの保育園はずるい?罪悪感と心配が減った方法
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精神疾患で保育園を利用したい/利用しているけれど、罪悪感を感じる。
他の人にどう思われるかも心配だし…
とっても苦しい。どうしたらいいんだろう?
そんな悩みのある方に、お話しします。
注意:保育園などの利用ルールには地域によって違うため、詳しくは役所等に問い合わせてくださいね。
私のきっかけは、適応障害でした。
眠れなくなったり、吐いたり、子育てどころか自分の生活さえ満足にいかない日々。ついには仕事も辞めることになりました。
それから精神疾患を理由に保育園・こども園を利用して、1年以上たちます。
初めは罪悪感と心配でいっぱいでした。しかし、精神疾患での保育園利用は、本来何もやましいことはありませんよね。
時間はかかりましたが、だんだん自分を納得させる方法を見つけられて、今ではかなり楽になりました。その方法をまとめています。
この記事を読み終わる頃には、あなたの抱えている罪悪感や心配が、グッと軽くなるかもしれません。
ぜひ、あなたのペースで読み進めてみてくださいね。
どんな罪悪感と心配があったか ~うつ病などでの保育園はずるい?~
こんな思いに悩まされていました。
- みんな頑張っているのに、自分は家でゆっくりしているという罪悪感
- 自分はワーママから脱落してしまったという喪失感
- 噂されたり、白い目で見られないか心配
- 子どもが仲間外れにされないか心配
- 病院にいるのを見られたらどうしよう
似たような気持ちがある人、いらっしゃいますか?すごく苦しいですよね。
次の項目から、それぞれの悩みの答えを書いていきますね。
罪悪感と心配が減った方法 ~うつ病などでの保育園はずるい?~
考え方
- 休むことが治療なのだから
- 世の中には専業主婦もいる
- 病名は自分から言わなければ知られない
- 元気な専業主婦にも、サポートを使っている人はいる
- 要領よく生きることを自分に許す
- ずるいと思われる原因は、自分じゃない
1.休むことが治療なのだから
「みんな頑張っているのに、自分は家でゆっくりしているという罪悪感」に対してです。
今は休むのが治療なのだから仕方ありませんよね。
仕方ないというと後ろ向きなので、いっそ「休むことこそが、家族のためにも良いことなんだ」と思うようにしました。ママが元気な方が、家庭だって平和ですから。すると、罪悪感どころかむしろ「良いことをしている」と方向転換できたのです。
無理にポジティブに考えなくても大丈夫です。なんとなく、そんな考えもあるんだな~と、頭の片隅にいれてみてくださいね。
2.世の中には専業主婦もいる
「自分はワーママから脱落してしまったという喪失感」に対してです。
ワーママじゃないといけない、なんてこと、ないですよね。新しい自分の居場所を見つけた気がしました。
私の場合、今までまわりがそういう人ばかりだったので、より強く感じていました。
今、通っているのはこども園。こども園とは、幼稚園と保育園が一緒になったもので、働いていないママもたくさんいます。そして皆さん、人生を楽しんでもいらっしゃいます。
働いていないママさんと話すうちに、「専業主婦の世界」にも慣れてきました。
近くに幼稚園があるなら、降園の時間に近くを散歩してみるのもおすすめです。ほとんどが専業主婦さんでしょうから、この地域にもこれだけのママさんが専業主婦として生きているんだな~と思えるはずです。
その光景の中に、新しい自分の居場所があるのかもしれませんね。
3.病名は自分から言わなければ知られない
「噂されたり、白い目で見られないか心配」「子どもが仲間外れにされないか心配」「病院にいるのを見られたらどうしよう」に対してです。
最低限、病名を知られる相手は、申請する役所のみです。診断書を提出するからです。
それ以外の人には、自分から話さなければ知られることはありません。役所は個人情報を守ってくれます。自分の秘密は自分で守れると思うと、安心できました。
「もし、他のママさんから聞かれたらどう返答したらいいの?」については後述しています。
もし病院の精神科にいるところをうっかり見られたら「眠れないことがあって、薬をもらいにきている」と言うことに決めています。私の場合、これなら全くの嘘ではありません。
眠れないため、不安を和らげるお薬を飲んでいます。
本当なら、うつ病などの精神疾患でも理解される世の中になってほしいものです。しかし、残念ながら理解できない人もいるのです。
残念ながら、他人が「ずるい」と思うのは、その人の自由です。なので自分の身を守るために、「精神疾患」「病気」「病名」を、他のママには伝えないことを貫き通しています。
4.元気な専業主婦にも、サポートを使っている人はいる
元気な人でもサポートを使うのだから、病気で保育園を利用するくらいはと思うと、自分を許してあげやすくなりました。
ホームヘルパー、ベビーシッター、ファミリーサポート(ファミサポ)、親族のサポートなどを受けている人は大勢います。
事実、世の中にそういうサポートが存在するのですから。
5.要領よく生きることを自分に許す
うつ病や適応障害などの精神疾患になる人は、真面目な人が多いです。
今まで頑張りすぎるくらい頑張っていたので、楽をすることに抵抗がある人、多いんじゃないでしょうか?
要領よく生きるという言葉、なんとなく好きじゃないって人、いませんか?私がそうでした。
病気になってしまった時くらい、要領よく生きたっていいじゃありませんか。そう考えると、心が楽になりました。
大切なのは、ズルをするのとは違うということです。
要領よくという言葉が受け入れづらいなら「無理をしないために、もともと存在する制度を正当な理由で利用するだけ」と言いなおしてみてくださいね。
6.ずるいと思われる原因は、自分じゃない
たとえずるいと思う人がいても、それは自分のせいではないのだからと、思えるようになりました。
なぜなら、ずるいと思われる根本的な理由は、こうです。
- 本当にズルをしている人が少なからずいる
- 働いていない人を見下す人がいる
- 精神疾患への理解がない人がいる
- 待機児童が多く、入りたくても入れない人がいる
これらは、自分のせいではないですよね。こういった問題がなくなれば、ずるいなんて、そもそも思われないはずですから。
自分の問題と、他人の問題を切り分けるって、大事です。
行動したこと
- こども園を利用した(幼稚園でもOK)
- 「ほかのママから聞かれたら、こう答える」を用意した
- ずるくないことを他人から説明してもらった
こども園を利用した(幼稚園でもOK)
働いていないのは自分だけではない、と肩の力が抜けたからです。3歳児以上なら使える方法です。
詳しくはこちらの記事に書いています。
「ほかのママから聞かれたら、こう答える」を用意した
他のママとのコミュニケーションに怯えなくなりました。
「こう答えれば、病気であることを打ち明けなくても、自然な受け答えになるから大丈夫」というのを用意しておきます。
急に尋ねられてとっさに嘘をついてしまったり、うっかり本当のことを言ってしまったりして、後で後悔しないで済みますよね。
ちなみに私は、聞かれたときだけ、このように答えています。
事情があって仕事は辞めたんです。今は他の理由で預けさせてもらっています
働いてはないんですが、事情があって預けさせてもらっています
ほぼ全員「そうなんですね~」でお話を終わらせてくれましたよ。
こちらの記事に、詳しく書いてあります。
ママ同士のコミュニケーションの中で、聞かれるのは仕方ないと思った方がいいです。人付き合いをゼロにでもしない限り、避けられません。
周りの人も、決して根掘り葉掘り聞きだそうとしているわけではなく、軽いコミュニケーションとして聞いているだけなんです。
保育園なら「どんなお仕事されてるんですか?」「平日はずっとお仕事ですか?」「お仕事場は遠いんですか?」「お仕事は忙しいんですか?」など、色々な聞かれ方がありました。
こども園や幼稚園なら、預かり保育(時間外保育)を利用している時点で、「お仕事なさってるんですよね?」なんてパターンもありました。
「聞かれたらこう答える」を用意しておくと、他のママさんとの会話を必要以上に怖がらなくなりましたよ。
ずるくないことを他人から説明してもらった
自分とは違った考え方を知れるからです。
主治医の先生、市役所の人、保育園の先生に、ずるいと思われそうで心配と打ち明けたことがあります。それぞれ、このような答えをいただけました。
↓主治医の先生
休むことが仕事ですから。そのために利用できるものは利用すればいいんです。保育園もその一つです。
「ずるいと思われる、罪悪感」それを強く感じることじたいが、精神疾患の症状の1つですから。
↓市役所の人
保育園は、働いている人だけのものではありません。
病気、ケガ、介護、いろいろな理由で使ってもらってかまわないんですよ。
↓保育園の先生
他にもそういう人をたくさん見てきましたよ。
最初は働いていても、途中から病気などの違う理由に変更される方、結構いらっしゃいます。
自分で自分に言い聞かせるのとはまた違って、専門の方々の言葉には、とても説得力がありました。
そうだ…そうだよね。
そう思えて、心がスッと軽くなったのを覚えています。
まとめ ~うつ病などでの保育園はずるい?~
- 休むことが治療なのだから
- 世の中には専業主婦もいる
- 病名は自分から言わなければ知られない
- 元気な専業主婦にも、サポートを使っている人はいる
- 要領よく生きることを自分に許す
- ずるいと思われる原因は、自分じゃない
- こども園を利用した(幼稚園でもOK)
- 「ほかのママから聞かれたら、こう答える」を用意した
- ずるくないことを他人から説明してもらった
今すぐに納得しなくても大丈夫です。なんとなく受け入れやすそうな考えや行動から、少しずつ取り入れてみてくださいね。
みなさんの心が軽くなることを、願っています。