【対策7つ】実家への帰省がストレスになるHSPさんへ【実体験】
※本ページはプロモーションが含まれています
実家への帰省がストレスに感じて、嫌だな。せっかく帰省するんだから、少しでもラクに過ごしたい。
そんな悩みのある方に、お話しします。
この記事は、義実家でなく、「自分の実家」がテーマです。
いっとき、実家に行くのがとても嫌で、まったく帰りませんでした。なのに気が付くと、また実家に行くようになっていました。
実は私の実家へは車で15分ほど。なので「帰省」という言葉とは違いますが割と気軽に行ける距離です。
そんなに近いのにどうして実家への帰省がストレスだったのかと、その後の変化を考えると、いつの間にか色々な工夫をしていたことがわかりました。
その実体験をもとに、簡単にできる工夫をお話しします。
ちなみに帰省(遊びに行く)時は、基本的に私と娘だけで行っています。
土日に主人が仕事のタイミングで行くことが多いです。
実家への帰省がストレスだった理由7つ
この7つが大きな理由でした。
- 「手伝わなければ」というアンテナが常にたってしまう
- やってもらって申し訳ないという気持ちがある
- 1人の時間がない
- 普段の過ごし方と大きく違ううえ、スケジュールが過密ぎみ
- 環境の違い
- 親との関係
「手伝わなければ」というアンテナが常にたってしまう
こんな気持ちが先だって、落ち着きませんでした。
- 親孝行しなければ
- 私たちがいる分の家事が増えているはず
- いつもより張り切っているだろうし、負担だろうから
やってもらって申し訳ないという気持ちがある
基本的な生活のことまで世話をしてもらうことに違和感がありました。
HSPの頑張り屋な気質もあったでしょう。仕事ならまだしも、日常の簡単なことまでやってもらうと「もう子どもじゃないのに」とモヤモヤしていました。
今でも、お風呂を沸かすなどは自分でやってしまいます。
1人の時間がない
せっかく会うために帰省したので、一人で部屋にこもるのも気が引けますよね。かといって、ずっと誰かと一緒なのも疲れてしまいます。
私の場合、「自分の部屋」は残っていません。実家暮らしだったときは、一人になりたければいつでも「自分の部屋」でなれました。しかし、その場所ももうないのです。
常にリビングにいる生活は、もともとそうではなかったので、ストレスになっていたのです。
普段の過ごし方と大きく違ううえ、スケジュールが過密
「せっかくのタイミングだから」と、「帰省の時期」があるからです。普段やらないことをや、年末年始の行事をやったりすることありませんか?
あまり帰省しなかったころ、たまに帰るとこんなことがありました。
- 昼ごはんを食べたらデザートを聞かれてそのあとはフルーツが出てきて…と止まらない
- 懐かしいアルバムを親が出してきてみんなで見る
他にも、義実家では年末年始、餅つきがあります。なかなか長時間で体力も気も使います。
環境の違い
一緒に暮らしていたころはなんとか慣れていたとしても、久しぶりに帰ると、自分の暮らしとの違いにストレスになることもあります。
- 誰も見ていなくても、にぎやかなテレビが常についている
- 近くを電車が通るなどの騒音がある
- 眩しく感じる
- 家は戸建てだけど実家はマンションで、両隣と上下の人に気をつかう
親との関係
実はこれが一番大きかったです。
私の母は、ネガティブな会話が多い人です。自覚はないそうです。こちらの気持ちが暗くなったり、ひきずられて辛くなってしまうことが多いです。
一緒にいるだけで辛くなることがあります。
今では向き合い方がわかったので、以前よりは落ち着いています。
実家への帰省 ストレス対策
1.事前に話し合いをしておく
この3つです。これで見通しも立ちます。
- 予定
- やってほしいこと
- こちらがやること・手伝うこと
決めてから行くようにすると、あまり何も決めずにとりあえず帰省していた頃より、ずっと過ごしやすくなりました。
予定
あれもこれもとなりそうですが、何にもしない時間をしっかりと取っておくと良かったです。
やってほしいこと
あらかじめ了承をもらっておくことで、頼ることに遠慮を感じすぎずにすみます。
- 子どもと思いきり遊んでほしい
- その間、私たちはスマホをみてボーッとしている時間があっても受け入れてほしい
- 必要な買い物をしておいてほしい
こちらがやること・手伝うこと
だいたいこうです。親孝行できるタイミングをしっかりと作っています。ほかにも聞いてみて、やれることがあれば追加します。
- 子どものご飯は私がひとりでつくる
- みんなのご飯づくりを手伝う
- 掃除機をかけてから帰る
- 困っている書類関係の手伝い
- スマホの使い方を教える
- 途中で買い物が必要になったら、私たちが買いに行く
2.一人の時間をつくる
いつもより早く就寝する
布団の中で、一人時間をすごしましょう。大事です。スマホポチポチでも、本を読むでも。残念ながら、子どもが小さいときは厳しい方法ですが…。
お風呂に長く入る
子どもがいなければ、たぶん、スマホを持ち込んでゆ~っくりと使っています。
実際は3歳の子どもと一緒ですが、遊び放題にして長く入っています。いつもならそろそろ寝る時間だからもう上がろう、と言いますが、子どもが出たくなるまでとことん入っています。
3.親から離れる時間をつくる
少し離れる時間があった方が、会っているあいだ楽しく過ごせるのなら、おすすめです。
親に会いに来たのに、離れるの?と思うかもしれませんが、意外と親側も疲れていたりするので、ちょっと休憩をはさむ感覚でいいですよ。
- 買い物に出かける
- 散歩に出かける
- 友達に会いに行く
などの方法があります。
買い物に出かける
夫も帰省するなら、夫と娘と私の3人で買い物に行きます。出かけた先で、子どもに夫を任せて、15分でもいいので自分の時間をとります。
散歩に出かける
夫と娘と私の3人、いつもの3人で、時間に追われないゆるい時間を過ごすと頭が落ち着いてきます。
友達に会いに行く
ランチの時間だけでも外に出てしまえるとだいぶ違います。
久しぶりに○○ちゃんに会ったよ、という会話のネタにもなりますね。
4.アイテムを使って環境対策
私の実家は、そばを電車が走ります。
キーキーといった甲高い音や、ガタタンゴトトン!という音も相当大きいです。母は慣れており昼は網戸にするのですが、私には耐えられません。そこで、ノイキャンイヤホンを付けています。
「最近はこういったものがあって…」と理解を得ておくのが前提ですね。
香りが気になるなら、マスクをしてしまいます。母が使わないような可愛い柄や色のものなどを持っていくと、楽しいですよ。
5.親に気持ちを話す
自分ひとりで解決できない部分は、親に協力を得るのが一番と考えたからです。
私の場合、親に「帰省のときに困っていることがある」と打ち明けました。こんなふうにです。
ネガティブな会話は、今とてもしんどいから、できるだけしないでほしい。
なるべく明るく過ごしたい。
愚痴はごめん、ちょっと今はつらいから、やめてほしい。
先ほど書いたように、母は自覚なくネガティブオーラを出す人です。母は私がそうなってしまうことに全く気が付いていなかったそうです。打ち明けることで、愚痴を聞くことが減りました。
本当は、親との関係を解決できればいいですが、これが一番難しいですよね。カウンセリングなどを使うのも一つの方法ですが、すぐに解決するものではありません。
6.実家にいる時間を短くする
帰省だからといって「ずっと実家の中だけで過ごさないといけない」わけではありません。みんなで楽しく過ごせれば、なによりですよね。
こんな方法があります。
- 泊まる場所は外にする
- 外食する
- 日中は外で過ごす
泊まる場所は外にする
「翌日に行きたいところがあるので、夜のうちに移動させてほしい」「夫が気を遣ってしまいそうなので、外がいい」などの伝え方があります。
私の場合は家と実家が近いので使えない方法ですが、祖父母の家に行くときはこの方法にしています。
実家側も負担が減るので、意外と受け入れられやすかったですよ。
外食する
事前に予約しておけば安心です。周りを気にせず好きなものを食べられるバイキングなんか最高ですね。
日中は外で過ごす
花畑のある公園など、のんびり散歩をするのもいいですね。そのまま外食して、実家ではお風呂と寝るだけにしてしまいます。
7.予定を旅行に変更する
実家という場所がどうしてもストレスなら、近場でもよいので、温泉旅行などに変えてしまうのもおすすめです。
たとえば、こんな感じです。
実家に車で迎えに行く
↓
そのまま皆で旅行に出かけて1泊する
↓
実家に送り届けてお茶する
↓
帰ってくる
これなら、実家にとどまる時間が少なくて済みますね。非日常の場所に出かけることで、親と真正面から向き合う時間も減りますよ。
まとめ
せっかく帰省するのですから、楽しい時間を長く過ごしたいですよね。
「HSPの気質を、親や周りが全員理解してくれている」のならばよいですが、それもなかなか厳しいし、打ち明けていない人も多いはず。
自分なりにできるHSPならではの工夫を、次の帰省ではやってみませんか?
実家への帰省へのストレスが、少しでも楽になると嬉しいです。応援しています。