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適応障害で料理ができないと悩んだ私。徹底的にハードルを下げた方法

適応障害で料理ができないと悩んだ私。徹底的にハードルを下げた方法
harimi

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適応障害になって、料理ができなくなった。

夫や子どももいるから、用意しないわけにはいかない。

毎回外食やお惣菜というのにも罪悪感がある。

どうしたらいいの?

そんな悩みのある方に、お話しします。

この記事のポイント

ハードルを下げて料理をしてみる

「食卓が用意できればいい」と考える

ただし、食べることは大切

仕事と育児と家事で適応障害になった私。気づけば料理は苦痛すぎるものになっていました。

家族の分は何とか作っていたものの、自分の食事は適当にしすぎて、栄養失調にまでなった経験があります。

そんな私が、日々どうやって食卓の準備をしていたかの経験談を交えながらお話ししますね。

はりみ
はりみ

適応障害になると、そもそも、食欲もなくなりますよね。

心の専門家ではありませんが、同じような境遇の方へのヒントになればと、実体験をもとに書いています。

どうやって毎日の料理のハードルを下げたか ~適応障害で料理ができない~

  • 何回もに分けて料理した
  • メインだけでいいと割り切った
  • 時間に余裕があるときにやった
  • 朝ごはんはほぼ固定にした
  • アイテムやサービスを活用した

何回もに分けて料理した

料理を段階に小分けして、少しずつキッチンにたって作業をしました

理由は、1回のエネルギーを少なくできるからです。

夕食前にイチから作るのが本当に苦痛でした。長時間の立ち仕事だし、マルチタスクになります。そのうえ、夕食の時間までに仕上げないといけないという時間制限も課されるからです。

こんな風にわけました。

もしもカレーをつくるなら
  • ごはんを炊飯器にセットするだけ
  • 皮をむくだけ
  • 切るだけ
  • 炒めて、ケトルで沸かしたお湯を入れるだけ(蓋をしてしばらく放置)
  • 煮込みなおして、ルーを入れるだけ
  • 夕食の時間になったら、温めなおして盛り付け

ポイントは、1つ1つを「小さくて簡単な作業」にしてしまうことと、「夕食直前の作業を少なくする」ことです。

本来ならこれらすべてを一連の流れで行うのでしょうが、少しずつやることで、キッチンに立つ1回のエネルギーを少なくできました。

また夕食直前の作業が少ないことで、時間に追われる焦りも感じなくて済むからです。

さらに良いことがありました。段階に分けることで、使った調理器具を、朝食&昼食の片づけと一緒に食洗器にかけられるのです!

段階に分けているから調理器具の量も多くありません。なのでついでに食洗器に入っちゃいます。それだけで綺麗になりますし、夕食後の片づけも楽になりました。

はりみ
はりみ

料理のあとって、たくさんの調理器具を洗うのが面倒ですよね。

このように意識的に、何回もに分けて料理をすると楽になりました。

時間に余裕があるときにやった

なるべく後ろに予定が迫っていない時を狙って、料理をしました

頑張らずに、自分のペースで落ち着いて進めるためです。

時間に追われるだけで、心の余裕がなくなり、しんどくなりませんか?

そのためにも先ほどの、「何回もにわけて料理する」ようにして、1回の作業の時間を短くしていました。

メインだけでいいと割り切った

そう思うことで、気持ちが折れてしまうのを防ぐためです。

作るなら、メインひとつで十分

副菜、汁物、小鉢…あれこれ準備しなければいけないという気持ちは捨てました。

サラダはキャベツの千切りを買ってきて添えるだけや、汁物はレトルトや作り置き(あまり野菜何でもいれた味噌汁とか)でしのぎました。というより、それすら無いときのほうがほとんどでした

朝はほぼ固定

何も考えなくても準備ができるからです。

パン、ヨーグルト、シリアル、牛乳やコーヒー。

パンのトッピングを各自好きなものに変えたり、違うヨーグルトを買ってみたりしました。

パンと牛乳だけ切らさないようにしていれば、朝はどうにでもなるので楽でした。

アイテムやサービスを活用した

使い捨てのカトラリーや、宅食、電気圧力鍋です。詳しくは最後にまとめますね。

そもそもどうして料理ができなかったか ~適応障害で料理ができない~

答えは3つありました。

  1. 考えることが多い
  2. やることが多い
  3. 食欲がない(食べたいものがない)

1と2は、本当に毎日大変ですよね。書きだしてみるとこんなにありました。

  • 家にある食材を確認する
  • 栄養バランスよく、献立を考える(家にある食材を使い、予算におさまるように)
  • 食材を買いに行く
  • 調理する(下ごしらえ~仕上げ)
  • タイミングが合うように完成させる
  • 器に盛りつける
  • 配膳する
  • テーブルを片づける、掃除する
  • 使った調理器具を片づける
  • 食器洗い
  • シンクやコンロ周りの掃除
  • 買い足すものをメモしておく

私は適応障害になってから、これらが頭の中でスムーズに流れなくなり、「何からしたらいいの?」「全体像はどれだけあるの?」が見えなくなりました。そしてますます、料理がおっくうになり、できなくなっていったのです。

3に関しては、スーパーで毎回考えこんでいました。

こんなにたくさんのレトルトや冷凍食品まであるのに、何一つ自分の食べたいものが思いつかない。手に取ることもできない。」

そして、食事がおろそかになり、ついには栄養失調と診断されるほどになっていたのです。

食事が適当すぎて栄養失調に ~適応障害で料理ができない~

たまごかけご飯か、決まった味のレトルトパスタしか食べなくなっていたからです。

夫のいる日の朝食と夕食は、それなりにきちんとしたものを作って食べていました。

しかしそれ以外は、キッチンに立ったまま、たまごかけご飯を口に流し込んで終わり。職場での昼食も決まった味のレトルトパスタだけ。そんな食生活を、1年以上過ごしていました。

理由は、家事と育児と仕事の忙しさに追われて、それどころではなかったからなんです。

思考停止でいいので楽だったのですが、次第に、貧血らしき症状があらわれてきたんですよね。

はりみ
はりみ

今思い返しても、まともな食生活ではありませんでした。

病院の血液検査で、体の不調がたくさん見つかりました。

貧血、低血糖、異常な亜鉛不足、異常なビタミン不足、副腎という内臓の疲労…。

主治医からはこう告げられました。

適応障害に関係なく、体そのものが弱りに弱っていて、体の面からも鬱のような症状があらわれています

今のはりみさんの体は、昼寝をしながらでないと活動できないほど、弱っています

食生活の乱れが、ここまで体を弱らせるとは信じられずにいました。

当たり前のことですが、食べることは、本当に大切なんですね。

邪魔をした思い込み ~適応障害で料理ができない~

  • 日替わりで豊かな献立でなければいけない
  • 手作りを1つはいれなければ
  • 娘も一緒に食べられるメニュー(当時2~3歳)

妻なら、母なら、夫と娘のためにこのような食卓を準備しなければいけない。

そんな呪縛からなかなか抜け出せませんでした。

最初のうちは、うどんや鍋、焼きそばにカレー、手抜きメニューは沢山つくっていたんです。すっかり飽きてしまいました。

さらに適応障害がひどくなってくると、そんな手抜きメニューさえもハードルが高く感じるようになりました。カレーでさえ、「とてもそんな料理できないよ…」という気持ちに打ちひしがれていたのです。

ついに日常生活もままならなくなり、何とかふんばっていた仕事も辞めてしまいました。

朝から料理をやってみれば、夕方には終わるでしょ ~適応障害で料理ができない~

幸い、主治医が診断書を書いてくれたので、保育園を引き続き利用することができていました。

娘を園に送り届けたら、夕方まで、一人の時間です。

仕事を辞めてしばらくは泣いて暮らしていました。それでも家族の食事は用意しなければいけません。

しばらくは質素な食事ばかりでした。素うどんとか…。

そのうち、処方された薬の効果もあってか、ご飯をつくろうと思う気持ちになったのです。

「朝から料理をやってみれば、夕方には終わるでしょ」

ふとそう思ったのがきっかけで、はじめに書いたような「何回もに分けて料理した」というスタイルになったのです。

便利だった、アイテムやサービス

使い捨てのカトラリー

片付けの手間がほぼゼロになるからです。

紙皿、紙コップ、わりばし、使い捨て弁当箱などです。

夫がいない日は大活躍しました。

トレー(お盆)を使った

食卓に運ぶ手間がぐっと減るからです。

我が家はカウンターキッチンなので、トレーはいらないと思っていました。が、使ってみるとこれがとっても便利なのです。

一人で食べる時もです。キッチンで、トレーの上にお皿もコップもお箸も並べて、食卓に運んでそのまま食べます。食べ終わったらトレーごとキッチンに戻すだけです。

宅食(宅配の冷凍のおかず)

かなり助けられました。こんなメリットがありました。

  • 栄養バランスが考えられている
  • 塩分ひかえめ
  • 量がほどほどで食べ過ぎない
  • 毎回違うおかずだから飽きない
  • 自分ではつくれないメニューがある
  • ストックが冷凍庫にあるという安心感
  • 考えなくていい
  • 作らなくていい
  • 片づけなくていい
  • 買い物に行かなくていい

総菜だとあまり日持ちがしないので、買い物にいかないといけないですよね。その点、冷凍はいつでも使えるので助かりました

デメリットは、食費がかさむのと、薄味だったりする場合もあることです。ガッツリ系が大好きな人には物足りないかもしれませんね。

我が家では、私1人の昼食に活躍してもらっています。

はりみ
はりみ

栄養バランスが考えられているのは、本当にありがたいです!

詳しい話は、こちらの記事にまとめています。実際に注文してみて、食べた感想や写真も載せていますよ。

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適応障害と食事。あるサービスで、不健康生活と罪悪感から抜け出せた話
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電気圧力鍋にも助けられた

私が使っているものは、焼くと煮るの両方できます。

フライパンの次は鍋?どの大きさのが良い?など、調理器具にいちいち悩むのがなくなりました。とりあえず、圧力鍋!と一択なので楽です。

火を使わないので、マルチタスクにならずに済むのが本当にうれしいです。

保温もできるので、タイミングよく暖かい食事を出しやすいのもいい点です。

クックフォーミー
圧力鍋なので、お肉や野菜も短時間でやわらかくなります。火加減も見ていなくていいので、その場を離れられるのがとても楽です。(お肉を写すのを忘れました)

材料を宅配してくれるものは、合わなかった

  • 量がよくわからない
  • 先の予定まで献立をたてることができない
  • たてた献立通りに作ることができない

「1週間分の献立を考えてまとめ買いして節約」とても尊敬します。正直にいって、今の私には到底無理です。せいぜい1~2日分しか考えられません。

今日はメインだけでいいや、副菜はなしで…など、体調によって変更すると食材が余ってしまいます。

まとめ ~適応障害で料理ができない~

適応障害で料理ができないとお悩みの方に、どうやって毎日の料理のハードルを下げたかを中心にお話ししました。

とても簡単なことばかりなので、一つでも試してみていただけたら嬉しく思います。

みなさんの大変さが、少しでもなくなって、楽に生活ができることを祈っています。

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ABOUT ME
はりみ
はりみ
HSP×自閉症傾向ありかける自己肯定感の低い、アラフォーママ
HSP(非HSS型HSP)で自己肯定感が低く完璧主義な性格で、自閉症スペクトラムの傾向があります。適応障害と強迫性障害を経験したアラフォーママ(元ワーママ)です。

中学時代に自分が大嫌いになり、あらゆる挫折を経験してきました。ありのままの自分に誇りをもつのが目標です。

考え方や環境などを少しずつ変えて楽になった経験から、生きづらさやストレスを減らすための工夫やヒントを中心にお伝えします。
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