HSP目線での、退職代行のメリットとデメリット【心の面に注目】

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退職代行を使ってみたいけれど、なんだか不安。メリットとデメリットはなんだろう?
そんな悩みのあるHSPさんに向けての記事です。
結論、HSPさんにとって、メリットもデメリットも心の問題がメインです。メリットを理解してデメリットを解消できれば、退職代行を使うかを決められますよ。
私はHSPで、退職を先延ばしにしすぎて適応障害になった経験があります。辛いのに退職できなかった当時の自分の気持ちになって、この記事を書いています。

私のように手遅れになってほしくないので、過去の自分に言い聞かせるつもりで書きました。
退職代行のメリットデメリット、一般的な目線とHSP目線との違い
退職代行を使おうか迷っているHSPさんは、不安や、勇気が出なくて迷っているのではありませんか?
一般的な目線と、HSP目線の違いを書いてみます。
- メリット
上司と合わなくてもいい・面倒な手続きからの解放・実質即日退社が可能・出社しなくてもOK - デメリット
費用がかかる・会社の人との関係性を悪くする場合もある
HSP目線になると、上記はもちろん、心の面でのメリットとデメリットが増えます。
- メリット
あらゆる心理的なストレスから解放される - デメリット
申し訳ないという罪悪感や、不安を感じてしまう
いかがですか?こうしてみると、人間関係や罪悪感など、気持ちに関することがひっかかりやすいことがわかりますね。
なので心理的な面を整理する必要があります。
退職代行を使うメリット ~HSP目線~
「自分がこれから受けられるメリットかもしれない」と感じながら読んでみてくださいね。
先ほど、メリットは「あらゆる心理的なストレスから解放される」と書きました。具体的にはこうです。
- プレッシャーが断然少なくなる
- 退職までの期間、ストレスにさらされ続けなくて済む
- 有休消化などの希望を気楽に伝えられる
- 心身を回復させるタイミングが早くなる
- いち早く、心穏やかで前向きな人生を歩みなおすことができる
1.プレッシャーが断然少なくなる
対する相手が「会社」から「退職代行サービス」に変わるからです。
想像してみてください。どちらがプレッシャーを強く感じますか?
- 直接会社の上司に予め時間をとってもらい、面談室などで「突然のことで申し訳ありません。退職させて頂きたく、お時間をいただきました」などと伝える
- 退職代行サービスの人にLINEで「退職代行を依頼します」
明らかに前者ですよね。
たとえ伝えられたとしても、理由を聞かれたり、失望の表情をされたり、もしかしたら冷たい対応や、引き止めの交渉にあうかもしれません。
皆さんも、そもそもどうやって伝えようか、伝えたらどうなるか、一度は想像したことありませんか?

私も、不安で不安で、夫に「会社に退職を伝えたいけれど、こう言われたらどう返したらいいかな(泣)」なんて何度もシミュレーションをしていました。
要は、伝えたあとの相手の反応や言葉が怖いんですよね。考えただけでプレッシャーで「そんな目に合うくらいなら我慢して働き続ける方がマシ」そう先送りしている人も多いでしょう。
しかし直接伝える相手が退職代行サービスなら、その心配もありません。LINEやメールで対応してくれるところも多いですしね。
「退職を伝える」なら、少しでもプレッシャーが少ない相手の方がやりやすくなります。
2.退職までの期間、ストレスにさらされ続けなくて済む
退職代行サービスによっては、出社せずに辞めることも可能だからです。また、会社と直接やりとりをすることもないからです。
退職のストレスは、退職を伝えた時がピークではありません。その後もっと強くなるというのが、私の経験です。
退職代行を使わなかった私の体験では、こんなストレスがありました。
- 複数回の送別会(個人的なものや、部署単位で)
- 複数回の退職の挨拶(一人一人言って回って、最終日に全員の前で)
- 上司からますます冷遇される
- 周りに知れ渡ってからの微妙な空気感
- 周りの視線
- 陰で何か言われているのではという不安を感じながらの仕事
- めんどくさいという顔をされながらの対面手続き
- 噂好きの人に「辞めるの?」と目を輝かせて言われる
- 「悩みがあるなら聞くよ」と心配を装って、根掘り葉掘り聞かれる
- 会社の愚痴を一方的に聞かされる頻度が増える
- 辞めた後も連絡させてね~!とLINEを聞かれる(退職後も業務を聞かれる)
- 有給消化中も仕事の連絡がやまない
- 「辞めるまでにこれもお願い!」と駆け込みの仕事が増える
今思えば理不尽なことも多かったです。けれど「どうせもう終わるから。あと少し我慢すればいいだけだから」と全て受け入れてしまっていました。

一度にたくさん・断るのが苦手なHSP気質の悪い面が作用して、毎日がパニック状態だったのを覚えています。
退職代行を使うことで、退職までの期間、ストレスにさらされ続けなくて済むのは大きなメリットです。
3.有給消化などの希望を気楽に伝えられる
※会社と交渉できるサービスに限ります
会社と直接交渉しなくて済むからです。
辞めるという負い目から、希望を素直に伝えられないHSPさんも多いはず。しかし退職代行を使えば、代わりに伝えてくれるのです。
私は有給を全部使いたいと言い出せませんでした。明らかに人手不足で後任がいない会社の様子から、引継ぎが間に合わないのではと申し訳なさを感じたからです。
その結果、「はりみさんはまだまだ出社してくれるから」と思われてしまい、後任の決定も「まだ大丈夫でしょ」と何度も先延ばしにされました。
ギリギリまで一人で、新しく入ってくる仕事をこなしつつ、増えた駆け込み仕事もやっていました。いつまでも後任を決めてもらえない働き方は、本当にキツかったです。
初めにきっぱり、有給を全部使うことを伝えられていれば、後任が決まるのももっと早かったでしょう。
4.心身を回復させるタイミングが早くなる
会社とのかかわりが無くなるのが、普通の退職より早いからです。
会社とのやりとりをしなくて良くなりますし、実質即日退職が出来るケースもありますね。万が一会社から電話がかかってきても、出なくてよくなります。
私がわずらった適応障害がそうなのですが、心身を回復させるには「ストレスの原因から離れること」が大前提です。
自分で会社に辞めると伝えられても、その後も出社ややりとりが続いていると、なかなかストレスの原因と離れることはできません。それどころか、退職にかかわるストレスが上乗せされることも。
「自分では言えないから言わない」を繰り返して悪循環に陥っているのなら、「誰かに代わりに言ってもらって、早く会社と縁を切る」のも選択の一つです。
5.いち早く、心穏やかで前向きな人生を歩みなおすことができる
1~4に書いた理由から、退職代行をつかうことで、いち早く自分のための人生を歩みなおすことができます。
切羽詰まるような毎日は、心穏やかでしょうか。自分を大切に生きていると言えるのでしょうか。
そんな日々からの脱出は、1日でも早い方がいいのは目に見えています。
今悩んでいる人は、どうか「最後のひとふんばり」をせず、自分をこれ以上追い詰めないであげてください。
退職代行を使うデメリット ~HSP目線~
先ほど、デメリットは「申し訳ないという罪悪感や、不安を感じてしまう」と書きました。具体的にはこうです。
- 迷惑がかかるのでは?
- 無責任など悪評が立ったらどうしよう
- 自分で伝えれば済むのに、安くないお金を払ってわざわざ頼むなんて、甘え?
- 綺麗に辞めないといけないのでは…
- 嫌われるかもしれない
- 非常識と思われない?
- 嫌がらせや、訴えられたりしないだろうか
結論、「無責任」「非常識」などと思う人がいるのは仕方のないことです。ですが、分かってくれる人はその倍います。
それにあなたの問題でなく、会社の問題なことも多いです。
これについては、気持ちの解決策をみつけましたので、別記事にまとめています。


「退職代行を使って退職したいけれど、勇気がでない」人に向けての記事なので、ぜひ読んでみてくださいね。
まとめ:HSPさんにとって、退職代行のメリットもデメリットも心の問題がメイン
HSP目線で見た、退職代行のメリットとデメリットをまとめました。
読む前より、「使ってもいいのかも」と、少しでも前向きになっていただければ嬉しく思います。
退職代行は、むしろHSPさんにこそ使ってほしいサービスです。
ただ、公務員だと利用できないサービスがあったり、雇用形態によって料金がちがったりします。無料相談を設けている会社が多いので、まずは無料相談だけでも試しておくと、何かあったときに頼りやすくなりますよ。
皆さんの悩みが、少しでも晴れましたら幸いです。
