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適応障害で退職後、どんな過ごし方が良かった?|HSPママの実体験

HSPな私の、適応障害での退職後の過ごし方。
harimi

※本ページはプロモーションが含まれています

適応障害で仕事を辞めた。退職後の過ごし方って何をすればいいの?みんな何をしているの?


そんな悩みに、私の体験談で答えます。

※心の専門家ではありませんが、同じような境遇の方へのヒントになればと、実体験を書いています。

はりみ
はりみ

最初の数か月は、会社から仕事の質問の連絡がきていて、落ち着きませんでした。

しかし連絡が来なくなってしばらくして、次第に楽になっていきました。

心がけたことは2つ ~適応障害での退職後の過ごし方~

  • 心の声を聴く
  • 疲れない程度でやめる

この2つです。

今やろうとしていることは、自分が本当に「やりたいこと」なのか?を立ちどまって考えるようにしました。そして疲れる前に行動を止めるようにしました。

その結果、「したいこと」と「したくないけど、しなきゃいけないこと」のバランスを取りながら生活できるようになりました

理由は、生活のほとんどが「したくないけど、しなきゃいけないこと」優先になっていたと気づいたからです。

心の声と、体の疲れを無視していた

例えばこんなケースがありました。

1.お手洗いより家事優先:お手洗いより先に朝ごはんの片づけ

はりみ
はりみ

お手洗いに行きたいけど、先に片づけなきゃ。

片付け、面倒だな。そもそも寝不足でだるいからまだ寝ていたい。けれどお手洗いは行きたい。でも片付けないと汚いしだらしがないから…あぁ、先にしてしまわなきゃ。


2.休憩は、全てが終わった後で:家事も用事も完璧に終わるまで休めない

はりみ
はりみ

ちょっと休みたいな。けど、家事や用事を全部終わらせるまで帰れない。食べるのも飲むのも、家に帰ったらお水や昨日の残り物があるし。

(そして結局、昼ご飯も食べ損ねて、保育園にお迎え前の少ししか休憩が取れない)

3.子どもにあわせて、毎日食べたくないメニューばかり

はりみ
はりみ

また焼きそばか…。

一緒に食べないわけにはいかないし、欲しいって言われたら取り分けるから薄味でおいしくないし。もう嫌だな。

自覚してみると、こんなケースばかりで日常はまわっていました。

主治医から「まずはしたいことだけ、していいですからね。自分を最優先に」と言われました。

だんだんと「したいこと」と「したくないけど、しなきゃいけないこと」が区別できるようになってきました。

そして「したいこと」から動いてみるようにしました。

余裕がでてきたら「したくないけど、しなきゃいけないこと」は思い切って後回しにしたり、誰かに頼るなど、工夫をはじめました。

適応障害の回復のスタートとして、こう書かれています。

休養期
ストレスにより心身が疲弊している状態のため、この時期は「何もしない」「動きたい時に動く」といったように、生活リズムを気にせず心身の調子を整えることが大切です。

心の声を聴いて、疲れない程度でやめるようになった

今はこうなりました。

1.お手洗いが家事より優先

はりみ
はりみ

先にお手洗いにいってしまおう。洗い物はあとで大丈夫。

なんなら、ざっとシンクに入れて水をかけておいて、お昼ご飯の後でまとめて食洗器に入れてもいいかな。


2.休憩はこまめに、全て終わらなくても大丈夫

はりみ
はりみ

疲れがたまってきそうだから、今日はここまでにして帰ろう。

水筒を忘れてきたから、自販機でジュース買って、座って休んでから帰ろう。ほかの用事は、また明日以降で大丈夫。


3.私も好きなものを食べる日をつくる

はりみ
はりみ

今日は主人もいないし、子どもはリクエスト通り焼きそばにして、私は冷凍チャーハンにしちゃおう。

※主人は不満はなかったそうです。仕事の関係で昼ごはんが外食なので、好きなものを自由に食べられるから、だそうです。

以前の私なら「こんな甘えた生活、考えられない!」だったでしょう。そうして無理を重ねた結果、心も体も壊してしまったのです。

変化を一番感じるのは、「罪悪感を感じずとも、頑張りすぎず無理のない生活を自分で選べている」ことです。

特にママになると、自分のことより優先しなければならない用事が増えますよね。

心の声と体の疲れに、耳を傾けてあげるようになりました。

退職後の生活

家事と育児は、基本的に私の担当です。夜は私と娘の2人で寝ています。主人とは寝室をわけています。主人が深夜帰宅や、夜勤で昼に寝ることがあるためです。

朝ごはんと、子どもと自分の身じたくをしたら、保育園に送っていきます。疲れないようにサッと買い出しをして帰ったら、休憩をとります。

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それから、家事や用事の時間と、自分の時間にしています。自分の時間をとってから家事をしたり、細切れに家事をしたり、根を詰めて無理をしないように工夫しています。

夕方からは、保育園のお迎え、ごはんやお風呂、片付けて寝かしつけて就寝です。

自分時間=療養をしっかりとれたのは、保育園のおかげです。

食事

買い出しの中で、自分が食べたいものを買うようになりました。

気持ちの整理に参考にさせていただいている、心理カウンセラー根本裕幸さんの言葉です。↓

コンビニでお菓子を買うときも、自販機で飲み物を買うときも、本屋さんで雑誌を選ぶときも、「私は何が欲しいの?私はどうしたいの?」と自分に問うんですね。

~中略~

そして、「私がどうしたいか?」を見つめられるようになって自分軸を確立できるようになると、より物事に集中できるようになります。


スーパーやコンビニで、あえて、100円程度の総菜パンやアイスを買ってみたのです。

最初は「働いていないのに好きなものを自分のためだけに買うなんて」「どれも食べたくない」と思っていました。

しかし続けていれば慣れてきて、金額も徐々に上がり、今では昼ご飯にと300円程度の冷凍チャーハンなど好きなものを選んで買えるようになりました。(毎日ではありませんが)

そして、自分のためだけに宅食も頼んでみました。栄養バランスが考えられたメニューで、手間もかからないのが本当にありがたかったです。

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睡眠

仕事をやめてからは毎日、昼寝をしていました。

働いている間は、不眠でとにかく寝不足でした。子どもの寝かしつけで一旦は寝落ちするのですが、夜中に目が覚めてしまい、朝まで眠れなかったのです。

最初のうちは保育園に送ってすぐ布団にむかい、心ゆくまで寝ていました。毎日5時間は寝ていました。そのうち、夜眠れる時間が増え、午前は動けるようになりました。

次第に、夜もだいぶん眠れて、午後に2時間寝れば落ち着くようになりました。最終的には、ほとんど昼寝なしでも大丈夫になりました。

良かった過ごし方 ~適応障害での退職後~

最初の2週間は何もせず、電気を消したまま泣きっぱなしでした。やりたいことすら分からない。まずは「過去の自分が好きだったもの」をヒントに、心のままに動くようにしました。

物の整理

家にいるストレスを大幅に減らしつつ、これから自分が何をしたらいいのかのヒントを得られました

HSPな私は、荒れた家の中にいるだけでストレスゲージがぐんぐんと上がっていきます。

また、こんまりさんの本にであってから、物の整理や片付けが好きになっていたので、「片付けてスッキリしたい!」の欲求も毎日ふくれあがっていたのです。

まずは仕事と家事と育児で片付けが追いつかなかった家を、とにかく整理しました。

自分の持ち物も整理しました。するといくつかの種類の本が手元に残りました。ファッションの本、異世界ファンタジーものの漫画、心理学などの心の本。 その後、この3つを生活に取り入れてみることにしたのです。

不用品をメルカリに出品

物の整理ででた不用品を、出品しました。のちにやりたいこと(ブログ)を見つけたときに、売れたお金で、ブログのための本を数冊、買うことができました。

メルカリでは失敗もしましたが、丁寧に対応することで乗り切っています。

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はりみ
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これからメルカリを始めてみようと思っている方は、サッと目を通していただくと、私のような失敗を防げるとおもいます。

映画・アニメ

大友しゅうまさん、というイラストレーターさんのSNSから、「観たい!」と気持ちが動いた映画を観ました。Netflixで好きな時に好きなだけ観ました。

大友しゅうまさんは、映画紹介マンガを描かれています。面白いですよ!https://www.instagram.com/otomo_shuma/

当時観た映画たちです。

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そのうちに「気になっていたけれど時間がなくてあきらめていた」アニメや漫画も思い出し、鑑賞しました。

服を見に行く

ファッション診断で「私もそれなりに可愛くなれる」と思えた経験を利用しました。

プチプラのお店で、とにかく試着をしました。気に入ったものは「失敗してもいいから」と心を優先にして購入しました。もともとお小遣いの財布のひもはとても固いタイプだったので、無理のない範囲にゆるめました。

基本インドア派なので、これがなかったら生活必需品の買い物以外に出かけなかったかもしれません。

最初は「前の職場の人に出会ったらどうしよう」と恐怖でいっぱいでした。

慣れてくると、友達どうしで楽しそうな人たち、最近の流行りなど、ポジティブな感覚をだんだん受け取れるようになりました。

愚痴をはき出す

LINEで一人グループを作って、だれにも言えなかった仕事の愚痴を延々はき出しました。

紙に書くのも良いとされますが、意外にもLINEは使いやすかったです。外出中、思い立った時にすぐできるからです。

きづけば同じ愚痴を何回もはきだしていました。そのうち、思い出す頻度も少なくなって、いつの間にか忘れていました。

面白いことがありました。 ある朝、トーク内容がすべて消えていたのです。 前の晩に寝ぼけて削除したようなのです。もう振り返れない! とショックでした。 あわてて、消えた分を取り戻そうと打ち込み始めたのですが、何を書いていたか、ほとんど思い出せなかったのです。 過去の嫌な思い出にひたる時間が減りました。今でもとても不思議です。

ブログを始める

上に書いたことを一通りやりつくしました。

もともと映画や服は「のめりこむ趣味」ほどではなかったので、やりすぎて飽きたのか、あまり楽しくなくなったのです。

「そういえば、パソコンも大好きだった」そう思い出し、紆余曲折あって、このブログを始めました。直近はWeb担当をしていたので、何らかの形でスキルを保っていたかったのも理由です。

パソコンに関する本は、仕事をやめてすぐメルカリで売ってしまいました。また独学はほとんどネットからでした。なので片付けの段階で気が付かなかったんですね。

せっかく始めるなら、誰かの役に立ちたい=このブログを見つけてほしいと思い、アクセスアップについても調べたりしています。仕事ではなく、自分のために時間を使うのは、とても幸せを感じます。

しかし、好きなことなのであまり疲れません。そうして、生活のなかに「本当の趣味時間」が産まれ、楽しいと思う時間も増えたのです。

あまり良くなかった過ごし方 ~適応障害での退職後~

結論、「今までも特にやりたくなかったこと」を無理に始めても続きませんでした

それどころか「何かやらなきゃ」という罪悪感から始めたため、逆に「続かなかった」と落ち込む結果になってしまいました

私の場合は、ジョギングとダイエットです。

太陽の光を浴びなきゃ、体を動かなきゃ、何か変わらなきゃ、と15分程度のジョギングやダイエットを始めました。しかし2週間でやめてしまいました。しかも、つまらなかったです。

実は心と体が元気だったころも、何度も義務感から挑戦して失敗しています。今のタイミングでやっても、成功率は高くありませんし、そもそも「本当にしたいこと」でなければ避けた方が無難です。

心と体の変化

退職して半年くらいたつと、こんな風に変化していました。考えこみすぎることも減り、だんだんと落ち着いたくらしが出来るようになりました。

  • 効率を考えすぎるのをやめた
  • 完璧を求めすぎるのをやめた
  • 自分がやりたいことを優先できるようになった
  • 自分のだめさ、今後の不安が心をしめる割合が減った
  • 夜も眠れるようになった
  • 夕方、夜まで体力がつづくようになった
  • 子どもに怒鳴ることがなくなった
  • 泣くことがほとんどなくなった
  • 周りの人を極度に怖がることがなくなった

旅行にもいってみました。正直なところ、体力が続かず、休み休みではありました。けれど「自分がとても行ってみたいところ」だったので楽しい旅になりました。

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まとめ

HSPな私は、適応障害での退職後、「過去の自分が好きだったもの」をヒントに過ごし方を見つけてきました。そして、心のままに動くようにしたことが、回復のきっかけになりました。

今、何がしたいかわからない。やりたいこともない。そんな人は、参考にしてみてくださいね。

疲れない範囲で、本当にやりたいと思えるものだけ、ひとつひとつ選んでみてください。ゆっくりで、大丈夫です。応援していますね。

追記(さらに2か月後)

2023.11.9追記

退職から約8か月後、さらに回復してきました。

今、私の支えになっている過ごし方は次の4つです。

  • 効率を考えず、マイペースに家事をする
  • 「完璧」も好きな私でいい。ただし「全部完璧」じゃなく「これだけは完璧にしたい」に絞る
  • 感じている「物足りなさ」を補う
  • 我慢のしすぎを、少しずつ解放する

追い立てられるように生活をしていた退職前とは、かなり変化があります。

それでも、まだ自分に対して厳しすぎるムチをふるってしまうことがあるので、今はそれを自覚しつつ、暮らしています。

よろしければ、こちらもご覧くださいね。

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はりみ
はりみ
HSP×自閉症傾向ありかける自己肯定感の低い、アラフォーママ
HSP(非HSS型HSP)で自己肯定感が低く完璧主義な性格で、自閉症スペクトラムの傾向があります。適応障害と強迫性障害を経験したアラフォーママ(元ワーママ)です。

中学時代に自分が大嫌いになり、あらゆる挫折を経験してきました。ありのままの自分に誇りをもつのが目標です。

考え方や環境などを少しずつ変えて楽になった経験から、生きづらさやストレスを減らすための工夫やヒントを中心にお伝えします。
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