HSPママのあるあると対策。「体と心の疲れ」を意識すると上手くいく
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自分がHSPだからか、ママとしての毎日が大変…。
みんなこんな大変な思いをしているの?どうやって乗り越えているの?
そんなHSPママさんに向けて書いた記事です。
「あるある~」と共感していただいたり、「こんな対策もあるんだ」と参考にしていただければ、いちHSPママとしてとっても嬉しいです。
娘が産まれた後に、自分がHSPであることに気が付きました。
それから、生きづらさやストレスを減らすための工夫やヒントを探しながら、暮らしています。
私が実際にとっている対策法も、ご紹介しますね。
HSPママのあるある。根っこは「体と心の疲れ」
人一倍、繊細で敏感なHSPである私たち。
一人で自分のペースで暮らしているならともかく、エネルギーの塊である子どもとの暮らしは、楽しくもありハードですよね。
今回あるあるをまとめていて気が付いたのですが、そのほとんどは、根っこに「体と心の疲れ」がありました。
HSPママのあるある① 体の疲れ
朝早くから子どもと一緒にいると、昼前には疲れ切ることもあります。まだまだ一日がはじまったばかりなのにと必死です。みなさんはどうですか?
子どもの刺激につかれる
静かにゆったりと過ごすのが好きなHSPには、真逆の状態ですね。遊びの音、大声、激しくぶつかってきたり、体にのぼってきたり。心の面でも体の面でも、刺激的な毎日ですから。
子どものために頑張りすぎる
自分のことは極端に後回しで、子どもに合わせた生活をしていませんか?食事も適当、スキンケアなんて忘れていたり、遅くまで外遊びに付き合ったり…。ひとつひとつは大したことがなくても、1日のうちにいくつも積み重なるからこそ、どっと疲れてしまうんですよね。
人混みがつらい
子どもが集まる場所は、どうしても賑やかなことが多いですよね。休日のショッピングモールのフードコート、雨の日の室内の遊び場、イベント、遊園地…。
考えてみると、自分ひとりの時はなんとなく避けていたり、そもそも行かなかった場所ではありませんか?
気になることも多いですよね。周りの人にぶつからないか、子どもの安全、ガヤガヤした音。アンテナ張り巡らせっぱなしです。
部屋が荒れると疲れる
特にLDK(キッチン・ダイニング・リビング)が荒れると、朝起きてきた瞬間からげっそりします。ママとして、一日のうちの大半をここで過ごしますから。
子どものおもちゃ、保育園や幼稚園からのお知らせや書類、ついでに適当に置かれた夫の私物。
おもちゃってハッキリした色が多いし量もそれなりにあるので、視界がごちゃごちゃしてしまうんですよね。
無印良品のような、色もテイストも控えめで、すっきり整っている空間が落ち着きます。
育児と家事を両立させづらい
HSPさんは「一度にたくさん」が苦手なので、疲れてしまうからです。同時にこなそうとすると、頭がすぐにパンクしてしまいます。特に娘が話せるようになると、次から次におしゃべりや要求が飛んでくるので、答えるだけでも精一杯でした。
なんで?なんで?と次々に質問してくる時期、ありますよね。娘はまさに今がその時でして、答えを考えるだけで頭がパンパンになります。
何度、自転車のカギをどこに置いたかわからなくなったことか…。
HSPママのあるある② 心の疲れ
朝から子どもと家にいて、体はそんなに疲れていないはずなのに、なぜかグッタリ…。そういう時は、心が疲れているんですよね。
手抜きに罪悪感を覚える
「ちゃんとしなきゃ」という思いが強いからです。
家事代行サービスや総菜などにかかるお金を、自分が楽をするために払うのは甘えだ、と思っているところ、ありませんか?私がそうだったんですよね。
罪悪感から、カレーでさえレトルトを買えなくて、必死に手作りしていました。
今思えば、もっと早く頼ればよかったです。
こどもの気持ちに共感しすぎる
子どもが悲しんだり泣いたり、嫌だ!という時、心がキューッと締め付けられること、ありませんか?
大粒の涙を流して、顔をくしゃくしゃにするほど泣いている顔を見ていると、辛くなってしまいますよね。
毎日が気持ちのジェットコースターです。
感情をためては爆発してを繰り返す
ついつい、溜め込んでしまいませんか?辛さ、悲しさ、悔しさ、怒り…。本当は小出しにするのがいいんですけれど、それがあまり上手じゃないんでしょうね。それであふれて、爆発してしまいます。
娘に怒ってはいけない、と思いすぎて、内に溜め込んでしまうんですよね。
他人と比べてしまう
自信のなさからです。HSPさんは自己肯定感の低い傾向があります。
「あのママさんはこんなに頑張っている」「あの子はもうあんなことが出来る」そんな周りを見ると、自分のできない部分に目が行ってしまいませんか?
環境の変化が多くて疲れる
子どもの成長とともに、子育てのしかた、生活がどんどん変化していきますよね。子どもが進級すると毎日の準備や先生が変わり、子どものやりたいことが増えるとそれに合わせた生活になったり。
朝、娘を起こすだけでも、ここ半年でこんなに変わってきました。
布団でしばらく抱っこをせがむ、ゆっくり目を覚ます→場所がリビングのソファに変わる→赤ちゃん抱っこ(横抱き)で布団からソファに連れて行って欲しい→起きたらしばらくソファで横になりたい→布団でママとしばらくゴロゴロしていたい…….
抱っこはもちろんママです。パパじゃないそうです。朝イチの行動が、娘の要望によってこんなに変化するんですね。
朝の支度のために、私が起きる時間も、だんだんと早くなっています。
心配する場面が多く疲れる
公園や道路にいるとき、ハサミを使うとき、ソファで飛び跳ねるとき、枝を持って歩いている時…。とにかく子育てには心配がつきもので、ヒヤヒヤしてばっかりです。
これって、ついネガティブな考えをしてしまうからなんですよね。けれど、大切なことでもあります。だからこそ安全にもつながっているからです。
夫に任せると、スマホを見ながら「子ども見てるよ」という時があるので、私との差にいつも驚きます。何もかも先回りしてしまうより、それくらい寛容なのも大切なのでしょうが、なかなかできないですね。
心の中で「危ないことしないで~~~~!」と、何もかもにダメだしをしてしまいます。
口に出すのをグッとこらえていますが、ママとしての我慢とストレスなんですよね。
ママ同士のつながりに気を使う
自分が嫌われないか、子どもに不利益にならないか。そんなことをよく考えてしまいます。仕事の付き合いよりも、プライベートが近くなることも多いですよね。
まったく話さなくていいなら楽なのですが、子ども同士が一緒に遊びだすと、そういう訳にもいかない場面も多々あります。
HSPママのあるあるへの対策
結論、この3つです。
- 頑張りすぎない
- 心の余裕をもつ
- 自分を大切にする
基本的なことなら、分かっているから大丈夫。
そう思う方にこそ、見出しだけでも目を通して欲しいです。そのためにどう行動するかまで、具体的に落とし込んで書いているからです。分かっていて、さらに行動につなげることが大切ですね。
頑張りすぎない
自分よりうまく手を抜いている人で、自分の感覚に近い人を見つける
これが一番、効果がありました。「私もそうしてみよう」と力を抜けるからです。
身近な人でも、SNS上でも、なんでもいいです。ただ「手抜きしましょう」だけじゃなく、なぜそうなのかという感覚まで似ていると、より取り入れやすいんですよ。
例えば「頑張りすぎない」理由について。あなたはどちらに共感しますか?
- 一度きりの人生。自分もエンジョイできる時間を増やしましょう!
- 自分が頑張りすぎないことが、家族の幸せにもつながります。
私は②でした。
どちらも「自分を大切に」というメッセージが込められていますね。ただ、私は①を聞いてもピンとこないんです。考え方の違いですが、「自分のために楽をする」より「家族のために楽も必要」と思う方が腑に落ちたんですよね。
このブログが、皆さんにとってそんな存在になれればとてもうれしいです。
「さぼる・手抜き」と思わない、言い換える
「さぼる」「手抜き」という言葉を使うのがなんだか心苦しい私。一生懸命な自分の頑張りを、自ら軽んじているように聞こえてしまうからです。
そこで、「おさぼり」と茶目っ気ある言い方にしてみたり、「家の平和のために必要なことで、休むのも仕事のうち」と言い換えたりしています。
とらえ方ひとつで、自分の気持ちが楽になれるのですから、おすすめです。
先ほどの話とつながりますが、ママが幸せでいることは、家族の幸せにもつながります。だからこそ、家族の幸せのために、ママの休みが必要なんです。
ママが疲れ切ってヘトヘトで限界状態だと、子どもに構うことも、甘えさせてあげることも難しくなりますよね。パパとのコミュニケーションも上手くいかないことだって出てきます。
「家の平和のために休む」と「おさぼり」をうまく使って、体と心を休めましょう。
昼寝をする
できるだけ時間を作って、昼寝をします。夕方以降の自分の体力・気力がまったく変わってくるんですよね。それを体感してからは、積極的にとるようになりました。15分と短い時間でも、効果を感じます。
布団の中でなんとなくスマホを触ったりせず、アイマスクをしてしっかりと休んでいますよ。
休む時間もスケジュールに入れておく
「ママが休める時間」をあらかじめ予定に入れておきましょう。
特に外出するときです。いざ出かけると、昼ご飯どきにしか休憩がなかったりしませんか?私の場合それだと足りません。なぜなら昼ご飯どきって、以外と子どもの世話で忙しかったり、お皿をひっくり返さないかなどずっと気を張っていますから。
昼ご飯休憩をしたはずなのに、ドッと疲れていること、ありますよね。
そこで私は、私も休めるおやつの時間をつくっています。私も好きなおやつを買って、ノイキャンイヤホンをはめて、静かな時間を楽しみます。
例えば近所のイオンなら、子ども向けのテレビアニメを流しているフードコートがあるので、いつもそこで休憩します。汚れにくいお菓子や、上手にのめる飲み物を娘に渡しています。
時間を守って、スマホでアニメを見せてあげることもありますよ。
賑やかな場所は苦手ですが、ノイキャンイヤホンをはめると驚くくらい静かな空間になります。心と頭が休まりますよ。家の中でも便利なので、とても重宝しています。詳しくはこちらで紹介しています。
早めに家に帰ってくる
夕方からの家事と育児が詰まっているからです。
実は夫は、目一杯休日を楽しみたいタイプ。夕方に帰ってこようとします。夫の考えは「帰り道にスーパーによって晩御飯の買い出しをして、帰ったらお風呂、晩御飯と進めればいいね」です。
私にはそれは無理なんです。お風呂とご飯だけ、と文字にすれば簡単ですが、そうではありませんよね。
疲れて車内で寝ている子どもを起こす、ぐずるのを抱っこして何とか家の中に入れる、お風呂の用意、出かけた荷物の片づけ、買ってきた食材の片づけ、時には出かける前にバタついて散らかったままおもちゃ、洗濯物の取り込みだってあります。
以前は疲れて帰ってきても仕方なくやっていましたが、あまりに負担だったんです。そこまで頑張らなくてもいいのでは?早く帰ってきて休憩を挟んだら?という考えになりました。
帰ってきて疲れている時に娘の機嫌が最悪になると、私にも余裕がないし、とても辛かったのを覚えています。
遅くまで楽しむときがあっても構わないのですが、毎回ではなく、なるべく早く帰ってくることで平和に過ごせるようにしています。
総菜や外食を使うのを、自分に許してあげる
「サッとうどんでも作れば節約になるのに」そう思い、以前は頑張って作っていました。けれど、せっかく頑張って作ったときに限って食べなかったりしますよね。疲れている時って、受けるダメージも大きいんです。「こんなにも必死に頑張ったのに」って。泣いたことも何度もあります。
そんな状態になるくらいなら、多少お金は使っても、ママにも笑顔があって、楽しい食卓になるほうがずっといいです。先ほども書いた、「家族の平和のために」ですね。
我が家では冷凍の宅食をストックしています。
家事と育児の時間をずらす工夫をする
HSPさんが苦手な「一度にたくさん」にならないようにです。なるべく家事と育児が重ならないような工夫をとことん考えています。朝は娘が起きる前に自分の支度を終わらせておいたり、娘がテレビの時間に家事をするようにしたり。
家事と育児のどちらも中途半端になりながら、何度も頭を切り替えないといけないのがとても大変なんですよね。家事なら家事、育児なら育児、とまとめて集中して取り組むほうが得意なんだと気が付きました。
あとは調理家電も使います。火を使っている間もキッチンにいなくてもいいので、育児に切り替えることができます。気持ちがとても楽ですよ。
調理家電については、こちらの記事で紹介しています。
頭がごちゃごちゃになったときは、「もうママ、頭ごちゃごちゃ!」と笑って口に出すようにしています。無理に心を落ち着けるのではなく、いっそ言ってしまった方が、周りに手伝ってもらえるようになりました。
疲れやすいと自覚しておく
「自分は周りとくらべて、ありえないくらい疲れるんだ」と思うようにしています。HSPさんは疲れやすく、頑張りすぎる傾向にあるからです。
ママはみんなクタクタです。だからこそ、「自分も頑張らなきゃ」と追い込むことのないよう、あえて意識しています。
そうすることで、「普通ならこんなスケジュールにするけれど、私にはハードかな?もう少し緩くしよう」「今日はこのくらいにして休憩しよう」と調整できるようになりました。
たしかに、こなせる家事の量などは少なくなるかもしれません。それでも、無理をしすぎて体を壊すより、自分が元気にいられる方が大切だと考えています。
まだまだ頑張らないと、と思った瞬間が、危険信号です。
詰め込み式にしない
なんでも「自分が頑張ればまわる」「自分が我慢すれば上手くいく」そう考えていませんか?私は娘が産まれた時からその感覚が強く、家事も育児もほぼ一人でこなしていました。けれど、やっぱり長くは続かなかったんですよね。
「その作業は本当に誰かがやらなきゃいけないこと?なくてもいいんじゃない?」と考える癖をつけました。時にはお金を出してサービスや家電にも頼ります。
心の余裕をもつ
自分の時間、静かな時間をもつ
私はノイキャンイヤホンを使っています。
どうしても子どもから離れられないときでも、外の賑やかな場所でも、一瞬で静かな空間にかえられるので重宝しています。家の中でも、洗濯機の脱水音やドライヤー音やテレビの音量が悩みでしたが、これで解決しました。
詳しくはこちらで紹介しています。
SNSを見過ぎない
他人と比べてしまったり、ネガティブな意見も目に飛び込んでくるからです。その時間があれば、さきほど挙げたノイキャンイヤホンで、楽しいラジオを聴いたり、静かな音楽を聴いたりしています。
対人関係を整理する
人間関係のストレスを減らすために、自分の居場所をととのえました。ママ友とも、全員仲良くしなくていいし、LINEもほどほどの付き合いにとどめるよう意識しています。こちらの記事にまとめてあります。
自分を大切にする
子どもより、自分の気持ちを優先することがあってもいい
自己犠牲の塊になってしまわないためにです。自己犠牲をしすぎることで、ママが幸せから遠ざかると、家族の幸せも遠くなります。
子どもと同じものを食べなくてもいいし、ママが見たいテレビがあるときは子どもに変わってもらってもいいし、と自分を許していくと、だんだんと肩の力が抜けてきました。
子どもに対しても、「なんでも子ども優先」の子育てから、家族への譲り合いを教えるいい機会にもなりました。
一人の食事もちゃんと食べる
しっかり食べるって、当たりまえのこと。しかし私は洗い物の少ない卵かけご飯ばかり食べ続けて、体を壊してしまいました。長く通院していて、後悔しています。
自分のためにこれ以上頑張れない時だってありますよね。正直、自分一人の分って、作りたくないんですよね。私は宅食サービスを使うことで、栄養バランスの取れた食事をとるよう心掛けています。
「作る」だけでなく、「献立を考える」「食材を買いに行く」「冷蔵庫の食材の整理」も頻度が減るので、とても楽になりました。
まとめ ~HSPママのあるあると対策~
HSPママのあるあると、その対策をお話ししました。共感していただける部分、ありましたでしょうか?また、取り入れてみたい対策はありましたか?
みなさんの生活が、より快くなりますように願っています。