適応障害での「だるい・眠い」は、自分を休ませるためにあると考えて


適応障害だからか、とてもだるいし、眠い…。
こんな状態でいいのか不安でいっぱい。自分だけ?
それとも、実際に適応障害になった人も、こんな感じだったのかな?
そんな疑問にお答えします。
結論、適応障害で「だるい」「眠い」となるのは、おかしなことではありません。症状の1つです。
私なりの言葉で言うと、自分を休ませようと体が必死に出している警告です。
私も適応障害になり、だるくて眠くてしかたがなくて、毎日5時間も昼寝をして過ごした経験があります。
私の体験談をお伝えしますので、今はそういうものなんだと思って、少しでも不安が軽くなればうれしく思います。
適応障害の身体症状 ~適応障害での「だるい」「眠い」~
こんなにあります。
- 不眠
- 食欲不振
- めまい
- 動悸
- 吐き気
- 頭痛
- 肩こり
- 腰痛
- 倦怠感
- 疲労感
不眠、倦怠感、疲労感に注目してください。
精神的な病気にも、このように「身体へあらわれる症状」があります。
気持ちや心の症状ばかりでは、ないのですね。
「誰にでも当てはまるものが多い」と思いませんでしたか?私もそうでした。
だからこそ「自分は怠けているのでは」という思考に何度もおちいっては落ち込んでいました。しかし、回復してきた今ならわかります。同じ「だるい」「眠い」でも、適応障害になって感じるそれは、段違いにキツイのです。
適応障害での「だるい」「眠い」は、段違いの辛さでした
ひと言であらわすと、「異常」でした。
なぜなら、日常生活がまともに送れないほどのだるさと眠さだったからです。
- やりたいことなど1つもない、やらなきゃいけないことも全て捨ててしまいたいほどのだるさ
- 「真夜中に突然たたき起こされた」かのような感覚でむかえる、朝
- 昼はいちど寝ると5時間は起きない
なんのために生きているのかわからないくらい、時間をやりすごすだけの毎日でした。
HSPな私は、もともと過眠ぎみで疲れやすい体質です。このブログにもあげていますが、そんな自分が暮らしていくうえでの対策や工夫を、たくさん持っているつもりです。その多くが、通用しなくなっていました。
実際の生活(退職前)
適応障害の発症は、出産して復職後、半年ほど働いたころでした。
業務量の多さと責任の重さなどに強いストレスを感じ続けていたところ、強い不安とともに、満足に眠れなくなりました。
そのころ娘は1歳で、寝かしつけで一緒に私も寝落ちしていました。しかし夜中に目が覚めてしまうのです(中途覚醒)。
どう考えても今の生活では体も頭も疲れているはずなのに、眠りなおしができないのです。もともと二度寝が大得意で大好きなはずなのに…。パッチリと目が冴えています。けれど起きて家事や好きなことをする気力はないのです。
そこから眠れずしばらく起きていて、夜明けにまた眠るという日が続きました。
このころの一日の睡眠は、だいたい6時間でした。
もともと私は9時間半は眠っていたい体なので、かなり辛かったです。
精神科への通院と、カウンセリングが始まりました。
しかし仕事ではますます業務量と責任が増え、助けてくれていた人も相次いで退職していきました。
一日の睡眠は、3時間ほどに激減していました。
毎朝起き上がるだけで辛くて、眠れないので辛い仕事のことばかり考え、苦しい日々でした。
実際の生活(退職後)
退職直後は、とにかく昼寝をしていました。こんな感じです。
保育園に送る→家に戻って少しだけ家事→昼寝→保育園にお迎え→家事と育児
毎日5時間は昼寝をしていました。
夜はあいかわらず、途中で目が覚めていました。
全く食欲がなく、義務感からお茶漬けや卵かけご飯を食べていました。
仕事を辞めたショックで、自分のことをこんな風に考えて、辛くて仕方がありませんでした。

仕事を辞めて専業主婦になった。
なのに日中寝てばかりで、ご飯も満足に作っていない。
それでも「だるい」「眠い」ばかり思うこの体は、怠け者になってしまったの?
そんな時、精神科の先生が伝えてくれた言葉を思い出しました。
はりみさんの今の体は「お昼寝があって」、やっと生きていけるレベルになっています。
血液検査の結果を見てもわかります。とにかく休むことが今のお仕事です。
「だるい」「眠い」は、体が私を休ませようとして必死に出している警告だとあらためて感じました。
そこからとにかく眠って、眠って…。
そのうち、だんだん昼寝の時間は短くなっていって、3ヵ月後には、ほとんど昼寝をしなくても生活ができるようになっていました。
中途覚醒はさらに続きましたが、夜起きることなく眠れるようにもなっていきました。
まとめ ~適応障害での「だるい」「眠い」~
適応障害で「だるい」「眠い」となるのは症状の一つです。
実際になった私の経験からいえば、自分を休ませようとして体が必死に出している警告です。
すぐに収まるものではなく、数か月は続くものだと思って、今はゆっくり休んでくださいね。
この記事を読まれた方には、こちらも参考になると思います。休むといってもどうしたらいいかわからない人向けですよ。

