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適応障害とHSPで心が疲れた私が見た、おすすめ映画と感想(休職中の人もどうぞ)

適応障害とHSPで心が疲れた私が見た、おすすめ映画と感想(休職中の人もどうぞ)
harimi

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何もする気がおきないけど、何もしないとグルグル考えすぎてしまう…。

映画でも見ようかな。感情移入して重たくなるのは疲れるから、適度に楽しめるものがいいな。


そんな人におすすめの映画を紹介します。

この記事は、少しネタバレを含みます。あくまで、安心して作品を観て頂けるようにです

HSPで適応障害で退職した後、ボーッと映画を観ていました。

ショックで電気もつけずに泣きっぱなしの毎日でしたが、映画を観ていることで、しなくてもいい後悔や自己否定が減ったからです。

そのときに見た映画の中から、おすすめの映画を紹介します。

はりみ
はりみ

後になって考えると、映画はとてもいい時間の使い方でした。

こんな人におすすめです

  • 先の展開をちょっとだけ知っている方が、安心して楽しめる
  • 「泣ける映画」は、程度がつよすぎると引きずってしまう
  • 安心感がベースにあれば、多少のドキドキハラハラも楽しみたい
  • 最悪のパターンを想定しながら観てしまうので、疲れる
  • 休職中、退職直後で何をしていいかわからない

私自身、心配なことを思い始めるとずっと気になってしまうタイプです。 「バッドエンドじゃないか心配」「こんなに幸せなんて、あとで転落していくんじゃないかな」などです。

なので、先の心配をしなくていいように、少しネタバレを含んで紹介しています。

はりみ
はりみ

逆に安心感があれば、ドキドキハラハラも楽しめます。

ドラゴンボールの孫悟空や、ミッションインポッシブルのイーサンのように、無敵な主人公って安心ですよね。

ボブという名の猫 幸せのハイタッチ ~適応障害とHSPで心が疲れた私が見たおすすめ映画~

あらすじ

ホームレスで薬物中毒の青年が、ボブという猫と出会って、再生していくお話です。実話がもとになっています。

夢をかなえられずストリートミュージシャン、薬物依存、家族にも見放され…どん底を生きているジェームズ。

部屋に野良猫が迷い込んできたので、一晩とめてあげました。次に野良猫に会うとケガをしていて、必死に有り金をはたいて助けます。 それから野良猫「ボブ」は、ジェームズと一緒に過ごします。

ジェームズの演奏中も、ボブはジェームズの肩の上にいたりと離れません。そんな2人は、だんだんと注目を集めていきます。

周りには助けてくれる人もいれば、注目されだしたことで邪険にしてくる人もいます。

試練や、困ったことも起きていきます。 それでも猫に励まされるように、ジェームズは前を向いて、再生していきます。

なんとボブ役は、実際のボブが演じています。

感想

損得勘定も理由もない猫との関係と、前を向きだす姿が、心を解きほぐしてくれました。

ボブ、可愛いんです。愛くるしい!というより、ず~っと自然で、真顔でずっと主人公にくっついているんです。

助けてくれる人たちがいて、そばに猫がいてくれる。次第に前をむく主人公。ひとつひとつ幸せをつみあげていく様子が良かったです。

「誰かが思いきり救い上げてハッピーにしてくれる」よりも、「助けを得ながらも、自分で一歩ずつ乗り越えていく」姿は、とても希望を持たせてくれました

ヒント(私が緊張したところ・ネタバレあり)

  • 薬物依存の友達→だめでした。しかし前を向くきっかけになった
  • ボブが途中でいなくなる→大丈夫
  • 女の人に距離をとられる→大丈夫
  • 家族との仲→きっと大丈夫

マイ・インターン ~適応障害とHSPで心が疲れた私が見たおすすめ映画~

あらすじ

若手社長の女性(既婚・子どもあり)が、70歳の男性アシスタントを雇ったら、パソコンも使えず…。使えない人材だと思っていたら、とても人間力のある人で…。豊富な人生経験からくるアドバイスに仕事も家庭も助けられていくお話です。

ジュールズは、自分が立ち上げたファッションサイトの社長として、仕事に子育てに大忙しの毎日です。

シニアインターンで採用されたベンは70歳。周りがパソコンを開くも、使い方すらわかりません。ジュールズは、もっと若い人が来ると思っていたので、ベンに何をお願いしていいかわかりません。

ベンは仕事が与えられないまま、日々が過ぎていきました。

それでもベンは、自分にできることを始めていました。それは「業務」というより「名もなき家事」「気遣い」「雑務」的なことでしたが、社内の誰からも好かれていき、ジュールズとも信頼がうまれていきます。

そしてプライベートな家庭の問題も相談するような仲になります。

ベンの人生の知恵や励ましや助言から、会社の経営や夫の浮気などを乗り越えていこうと頑張るジュールズのお話です。

感想

有能すぎるおじいちゃんに、メロメロです(笑)。

頑張る人への応援がたっぷり詰まったセリフがたくさんで、疲れた心に染みていきました。例えばこんな、ベンのセリフです。

  • あなたがしてきたことは、誰にでもできることじゃない。あなただからできたんです。
  • 自分のしてきたことに自信と誇りを持って。

言われたいです…!

ベンはパソコンが使えなくても、その人生経験で問題を解決に導いたり、人間関係のアドバイスをしたりします。

誰もが頼ってしまう包容力とスマートさ、見せる愛嬌に、とにかく癒されます。

人は業務ができるだけが全てじゃない、気遣いができることは大切な能力なんだと改めて感じさせられました(HSPさんの強みでもありますよね)。

ジュールズは社長という重責を背負い、ママであり、高齢の母親がいます。忙しいあいまに母親との頻繁な連絡に追われたり、家事と仕事と夫の関係など、ワーママだった私の心にとても響きました。

こんな、キュンとするセリフもあります。

  • 本当に大切なことは、メールでなく直接伝える(彼女へメールで謝ろうとした同僚にいったセリフ)
  • ハンカチを持ち歩く一番の理由は、女性に貸すためさ

暖かい言葉にふれて、凍った心が溶かされていきました。疲れた心に、癒しとエールをもらえる映画ですよ。穏やかにさせてくれるので、HSPさんにもおすすめです。

ヒント(私が緊張したところ・ネタバレあり)

  • 夫との関係→お互い向き合える
  • CEOを雇ってしまうのか→大丈夫
  • 送ってしまったメール→大丈夫

イエスマン “YES”は人生のパスワード  ~適応障害とHSPで心が疲れた私が見たおすすめ映画~

あらすじ

後ろ向きな性格で何でも「ノー」と断ってばかり、人間関係も仕事もうまくいっていない主人公。「イエス」しか言わないと誓いを立てたことで、人生が変わっていくお話です。コメディ映画です。

主人公は友人に誘われたセミナー、「イエスの誓い」を立てさせられます。それから、何を言われても「イエス」と受け入れることになります。

最初はやけくそですが、どんなお願いや誘いも断らなくなり、様々な挑戦や経験をしていきます。

仲良くなった女性から同棲を切り出されたとき、迷いながらもイエスといった主人公。「イエスと言ったのは誓いのせいだったの?」と距離をとられます。

セミナーの主催者から「イエス」を言う本当の意味を聞かされた主人公は、正しいイエスの使い方を理解し、あらためて女性に向き合うのです。

感想

外の世界に踏み出してみてもいいかも、と力が湧いてきた映画でした。

見かたによっては、ほどよく自己啓発も入ります。

言葉ひとつで人生が大きくかわっていく様が、描かれています。これまでノーで閉ざしてきた道が、イエスのおかげで全て開かれていくのです。

最初はやけくそで、ホームレスにお金をくれと言われても「いいよ!」。面白かったです。

セリフにも心を動かされました。

  • 積極的に他人と関わってもいずれ相手は失望する“とー自分を卑下していた

    断ってばかりだったのは、このせいだったのですね。私の心そのものです。しかし、続くセリフはこちらです。
  • でも今は君と分かち合うものが沢山ある。

    積極的にかかわったからこそ、人と分かち合うものを得られたのですね。希望を持たせてくれるセリフです。
  • 世界は遊び場。みんな最初は知ってるのに、大人になる途中で忘れちゃう

    ヒロインのセリフです。ハッとしました。この世界は苦しいことばかり、と思っていたからです。子どものときは「楽しい」にあふれていたはずなのに。大人になって義務や責任は抱えていたって、楽しむために生きていていいって思い出させてくれました。

基本的にコメディ映画なので、楽しみながらも励まされるお話でした!

ヒント(私が緊張したところ・ネタバレあり)

  • イエスばっかりいって、取り返しのつかないことにならないか→結果オーライ
  • 容疑者にされる→大丈夫

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン  ~適応障害とHSPで心が疲れた私が見たおすすめ映画~

あらすじ

「お金さえあれば幸せになれる」とお金に執着した青年が、天才詐欺師となり、あざやかに周りを騙していくお話です。実話がもとになっています。

主人公フランクは両親が大好きです。しかし父親の仕事がうまくいかなくなり、お金に困った結果、両親は離婚してしまいました。

フランクは家を飛び出し、「お金さえあれば、仲良く幸せだったころに戻れる」と信じて詐欺をはたらきだします。

フランクの詐欺師の手腕は天才的なものになっていきます。

社会的信用を得るため、パイロットや医師にもなりすまします。それをFBIのカールという男がおいかけます。

追い詰められても、気転をきかせてギリギリですりぬけるフランク。その中で不思議な友情が芽生えていきます。

感想

カッコよさと爽快さ、ルパン三世に近いかもしれません。詐欺は悪いことですけれど、フランク(レオナルド・ディカプリオ)がとにかくカッコいいのです。人間的に魅力があり、憎めないキャラクターです。

詐欺もとてもあざやかで、ディカプリオがスマートに騙していく様子は、爽快さすらあります。

嘘に嘘をぬりかさねて、一体どうするの、どうなるのというドキドキはありました。しかし、詐欺の技術を磨いた主人公を認めてくれる人がいて、最後は暖かいラストを迎えたので、ほっとできますよ。

それにしても、こんな頭のいい人が実際にいたなんて、信じられないほどすごいですね。

ヒント(私が緊張したところ・ネタバレあり)

  • 家族の仲は?→だめでした。けれど友情が助けてくれます
  • 嘘がばれたらどうなるの?→ばれます。逃げます。ちょっと切ない。
  • フランクは幸せになれる?→大丈夫

スクール・オブ・ロック ~適応障害とHSPで心が疲れた私が見たおすすめ映画~

あらすじ

主人公は売れないロックミュージシャン。お金に困り、名門学校の先生になりすまして、学校に内緒で生徒にロックを教えます。ついにはバンドを組ませて、コンテストに出場するお話です。コメディ映画です。

ロックが大好きなギタリスト、デューイが主人公です。

バンドを首になり、家賃にも困っています。ちょうど友達あてに小学校の臨時教師の依頼がきており、友達に内緒でなりすまして、教師のアルバイトをはじめます。

教えたのは音楽、ロックの熱い魂、楽器の演奏でした。

成績のための勉強ばかりだった生徒は、ロックという新しいものをしり、次第に夢中になります。デューイも本気で向き合い、生徒たちの才能のつぼみをみつけては開花させていきます

学校や両親にばれないよう工作していましたが、途中でばれてしまいます。

それでも生徒はデューイを慕っていて、ついにコンテストに出場し、熱い演奏を大成功させるのです。

西川貴教さんと柿澤勇人さんのW主演で、ミュージカル化もされています。

株式会社ホリプロ
https://horipro-stage.jp/stage/sor2023/

感想

主人公の熱い思いが周りをまきこんで、子どもたちが生き生きしていく姿に、元気をもらえました

本音を熱くぶちまけるようなシーンがたくさんあります。嫌なことがあっても何も言えないことが多い私は、ただの愚痴じゃなくて、いい形で外に出すって大事だな~と感動しました。

難しいことがあまりなくて、軽いノリで進んでいくので、本当に何もしたくない時におすすめです。

音楽好きな人ならさらに楽しめるはずです。レッド・ツェッペリンやAC/DCなど有名な音楽がたくさん使われているからです。私は音楽に疎くわからなかったのですが、それでも聞いたことがあるフレーズがあったり、何度も「かっこいい!」と心が震えました。

  • バンドの生徒たちは、実際に演奏しています。実は本当のミュージシャンです。

レッド・ツェッペリンは権利関係にかなり厳しく許諾は困難と思われていた。そこでジャックは「ロックの神よ、重要なシーンなので是非使わせて欲しい」と劇中終盤のホールのエキストラ全員とビデオレターで懇願したところ使用許諾が降りたという逸話がある。

WIkipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%AA%E3%83%96%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AF

つい最後まで観たくなる魅力があります。主人公役のジャック・ブラックの演技も、とても面白いですよ。

ヒント(私が緊張したところ・ネタバレあり)

  • ばれた時にどうなるの?→まずいです。が、生徒に助けられます

ターミナル ~適応障害とHSPで心が疲れた私が見たおすすめ映画~

あらすじ

不慮の事態からパスポートが無効になって、空港のターミナルから出られなくなった男性のお話です。コメディ映画です。

主人公のナボルスキーは、飛行機でアメリカにやってきました。しかし途中で、クーデターで祖国の政府が消滅してしまいました。

パスポートが無効になったので、入国したいアメリカは目の前なのに入れません。空港の偉い人ディクソンから、今は手がないので、ターミナル内で過ごすように告げられます。

所持金もほとんどないし、言葉もわからない。純朴で心優しいナボルスキーは、工夫して暮らしていきます。上手に小銭稼ぎをしてハンバーガーを買ったり、言語違いの同じパンフレットを2冊買って、言葉を覚える努力もします。

ナボルスキーをよく思わないディクソンとの対立もあります。

だんだん従業員の間で有名になり、受け入れられていきます。交流や恋を深めていくお話です。

感想

主人公の様子にとても元気をもらえました。窮地に立たされても、努力や工夫で乗り越えようと頑張るのですが、その中に楽しみも忘れないのが素敵でした。

たとえば、食べるものがないので、仕方なく手持ちのクラッカーで食事をするのですが、無料で置いてあるケチャップとマスタードをたっぷり挟んで、子どもみたいに美味しそうに食べるんです。幸せや楽しみって、自分から取りに行くんだなぁと思わされました。

コメディ要素も沢山あって、クスっと笑えます。

まわりの従業員もとても暖かくて、お互いに支えあう様子も暖かかったです。一生懸命に言葉を覚えたので、カタコトですが、気持ちを伝えて交流できるようになったんですね。

手先が器用だったので、裏で仕事もしちゃいます。

偉い人のディクソンは、ここぞという時に悪者になり切れず、敵役なのに憎めないんですよね。

従業員たちも、他にもたくさん頑張る主人公の様子を見ていました。努力が周りに伝わって、その結果暖かく受け入れられるって、お互いに優しい世界ですよね。私の固まっていた心も、やわらかくなりました。

ヒント(私が緊張したところ・ネタバレあり)

  • ヒロインとの恋は?→2人にとっては良い結末かな
  • アメリカに入れるの?→大丈夫

まとめ

適応障害とHSPで心が疲れた私が見た、おすすめ映画と感想を紹介しました。

少しでも、心穏やかに過ごせる時間が増えますように。

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はりみ
はりみ
HSP×自閉症傾向ありかける自己肯定感の低い、アラフォーママ
HSP(非HSS型HSP)で自己肯定感が低く完璧主義な性格で、自閉症スペクトラムの傾向があります。適応障害と強迫性障害を経験したアラフォーママ(元ワーママ)です。

中学時代に自分が大嫌いになり、あらゆる挫折を経験してきました。ありのままの自分に誇りをもつのが目標です。

考え方や環境などを少しずつ変えて楽になった経験から、生きづらさやストレスを減らすための工夫やヒントを中心にお伝えします。
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