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米津玄師の新曲「がらくた」。歌詞が適応障害経験のあるHSPに響く

米津玄師の新曲「がらくた」。適応障害経験のあるHSPに響いた感想
harimi

「壊れていても構わないじゃないか」

これは、米津玄師さんの言葉です。

適応障害を経験したHSPの私は、「一度壊れた心は、まったくの元通りには戻らない」ことを痛感しています。

そのことと重なって、とても心に響いたのです。

適応障害など心の病になった人の希望にもつながると思い、この記事を書きました。

米津玄師「がらくた」の歌詞に思うこと

米津玄師さんの新曲「がらくた」。この夏公開の映画「ラストマイル」の主題歌として書き下ろされた新曲です。

「がらくた」の曲の一部が使われた映画の予告編が、ついに公開されました。

朝のテレビの情報番組「THE TIME,(ザ・タイム)」で放送されていて、一気に心が引きつけられたのでご紹介します。

はりみ
はりみ

曲を聴いたその日に、この記事を一気に書き上げました。それほど、心が強く動かされたのです。

「がらくた」の歌詞は、こちらです。

例えばあなたがずっと壊れていても

二度と戻りはしなくても

構わないから僕のそばで生きていてよ

どこかでなくしたものを探しに行こう

どこにもないけど

どこにもなかったねと

笑う二人はがらくた

※情報番組「THE TIME,(ザ・タイム)」より

米津玄師「がらくた」

「どこにもないけど」というのが、深いですよね。

私はこの歌詞を見て、このように感じました。

「どこにもないけど」。

そう、壊れた心がなくしてしまったものは、二度と見つからない。

けれど、大切な誰かと探しに行って、最後に「どこにもなかったねと笑う」ことができるのなら。

探す時間そのものが、きっと素敵な人生の旅。

なくしたものは見つからなくても、かわりの何かが見つかるかもしれない。

2人で探したその時間が、かわりに心を埋めてくれるかもしれない。

元の心には戻らなくても、違う心に生まれ変われるかもしれない。

そうだとしても…なくしたものがある=足りないパーツがあるのは事実。

だから、「がらくた」。

けれども、幸せな、「がらくた」。

「がらくた」の曲を聴いて一瞬にして、そのような思いが溢れました。

米津玄師さんのコメント

映画「ラストマイル」の公式Xでも、米津玄師さんのコメント動画が発表されました。

その中で、米津玄師さんはこう仰っていました。

「壊れていても構わないじゃないかっていう、そういう意味合いをこめて”がらくた”というタイトルになって、歌詞もそういう感じの曲になった」

「映画に向けてそれと同時に自分にとってもものすごく大事な、今大事な感覚っていうのを詰めこんだらこういう曲になった」

心の病は理解されないことも多く、それゆえに悲しい思いをすることも多いですよね。

なので米津玄師さんが「壊れていても構わないじゃないか」「ものすごく大事な、今大事な感覚」と仰ったことが、希望の光のように思えたのです。

映画「ラストマイル」 最新予告映像と、コメント動画

※YouTubeでは、1:00ごろから「がらくた」が流れます。

「がらくた」を主題歌とする「ラストマイル」。主題歌と予告の時点で非常に気になる作品です。

映画「ラストマイル」は、8月23日(金)に公開されます。ぜひ、劇場で鑑賞したいものですね。

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はりみ
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HSP×自閉症傾向ありかける自己肯定感の低い、アラフォーママ
HSP(非HSS型HSP)で自己肯定感が低く完璧主義な性格で、自閉症スペクトラムの傾向があります。適応障害と強迫性障害を経験したアラフォーママ(元ワーママ)です。

中学時代に自分が大嫌いになり、あらゆる挫折を経験してきました。ありのままの自分に誇りをもつのが目標です。

考え方や環境などを少しずつ変えて楽になった経験から、生きづらさやストレスを減らすための工夫やヒントを中心にお伝えします。
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