【マンション?一戸建て?】HSPさんが暮らしやすいのは?実際に住んだ感想
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引っ越しを考えているけれど、HSPが暮らしやすいのはどんな家なんだろう?
マンション、一戸建て、どちらもメリットデメリットがあるというけれど、HSPとしてはどちらがいいのかな?
そんな悩みのあるHSPさんに、お話しします。実際に住んでわかった「以外とこんなところが大変だった」もしっかりとお伝えします。
様々なタイプの住まいを経験してきたHSPの私から、実際に住んだ感想をお伝えします。
HSPさんが心地よく生きていくためには、住む場所はとても大切です。
私自身、独り立ちや結婚や出産など、人生の転機には引っ越しを考えてきました。まさに今、そんな状況のHSPさんも多いのではないでしょうか?
一般的に言われているメリットデメリットから一歩踏み込んで、HSP目線でお伝えしていきます。
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住む場所が違うだけで、日々感じるちょっとしたストレスも変わってくるんですよ。
経験した家のタイプ
- 一戸建て(実家・幼少期)
- 賃貸のアパート(一人暮らし・20代前半)
- 賃貸の一戸建て・平屋(一人暮らし・20代前半)
- 分譲マンション(実家・20代後半)
- 賃貸マンション(夫と・30代前半)
- 一戸建て(夫と娘と・30代後半~今)
その時の仕事やライフスタイルによって、住みかえてきました。細かく言うともっとあるのですが、重なってくるので割愛しています。
HSPさんにおすすめの3パターン
何を重視するかで変わります。
- 安心や楽さ → マンション
- 室内の過ごしやすさ → 一戸建て
- 子育て → 一戸建て
正直なところHSPにとって、安心も楽さも過ごしやすさも、どれも大切ですよね。
マンションと一戸建てはそれぞれ得意分野が違います。
なので、どちらを取るか?どちらを工夫でカバーするか?(我慢ではなく)と考えるとうまくいきやすいですよ。
ちなみに、アパートはとにかく落ち着きませんでした。HSPさんにはおすすめしません。
安心や楽さを重視したいHSPさんには、マンション
- 防犯に強い
- ご近所づきあいが少ない
- 管理や清掃が楽
- 防音対策がなされている
- 大きな音は少なからず漏れる
- 駐車場が遠くて荷物運びが大変
- 高層階だと、ヒヤッとすることも
防犯に強い
外から見えないのでプライバシーが守られる、防犯カメラが設置されている、オートロック、管理人がいる、などの理由からです。
とくに管理人室が正面玄関にあるので、管理人のいる平日の昼間は勧誘がくることがほぼありませんでした。
年に1~2回、土日に来ていましたが、オートロックを開けなければいいだけです。
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玄関ドアに靴を挟んで無理矢理入ってこられて…という心配は全くせずに済みました。
ご近所づきあいが少ない
実家は、両隣とのお付き合いが全くありません。引っ越ししてきたときのご挨拶程度でした。上下の階のご家族と、顔見知りという程度です。
共有スペースで他の人とすれ違う時も「こんにちは」「こんばんは」という挨拶ひと言のみでした。
管理や清掃が楽
家の中だけでいいので、とても楽です。バルコニーも共有部分で、マンションが建って10年くらいしたときに、清掃と塗り替えが一度ありました。
掃除の方が、毎日細かいところまで綺麗に掃除してくださっているので、ゴミが溜まって汚い場所も見たことがありませんでした。ゴミ置き場も、常に整理されています。
大きな音は少なからず漏れる
実家のマンションは鉄筋コンクリート造です。
それでも上の階からは、床に物を落とした音、強い足踏みの音が漏れてきます。隣の家からは、ふすまを開いたときに壁に当たる音が聞こえてきます。
さすがに人の話し声やテレビの音は聞こえたことがありません。
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実家の上の階のご家族は育ちざかりの子どもが多く、足音がかなり賑やかです。
実家で過ごしていた頃は、夜にうっかりスマホを床に落としてしまうと「あっごめんなさい!」と心の中で謝っていました。
HSPさんでなくてもそうなのでしょうが、音や気配に敏感なHSPな私は、どうやら人より一層気を使っていたみたいです。仕事で小さなミスをまたやってしまった!という感覚に近いものがありました。
一戸建てに住むようになると、そのようなことは全く感じなくて済むようになりました。「落としてしまった」とは思いますが「ごめんなさい!」はなくなりました。
駐車場が遠くて荷物運びが大変
家の玄関ドアを出たら、廊下を通ってエレベーターで1Fに降り、立体駐車場を操作して、ようやく車に乗り込めます。
荷物が多く何度も往復しなければならない時や、荷物が重い時にとても疲れました。
高層階だと、ヒヤッとすることも
実家は高層階というほどもなく1ケタ階なのですが、それでもこんな想像をしてしまいます。
- ベランダから何かを落として通行人に当たってしまったら…
- 娘が柵を乗り越えてしまったら…
- エレベーターが止まってしまったら…
室内の気軽さを優先したいHSPさんには、一戸建て
- 隣人に気を使わずに生活できる
- ペットの禁止や制限がない
- 家族と自分のスペースを、より分けやすい
- ご近所づきあい・自治会がある
- 管理や清掃が大変
- 営業マンや勧誘の人がくる
- 留守だと分かりやすい
隣人に気を使わずに生活できる
さきほどマンションの項目で書いたような、音の面が一番大きかったですね。
うっかり物を落としても「申し訳ない」「ごめんなさい」「ご迷惑だったかな」なんて気持ちにならなくてすみます。
お隣さんからの生活音って、普段は全く聞こえないんですよね。
夏にお互い網戸にしていると、お友達と盛り上がっている笑い声や、大爆笑やなんかはかすかに入ってきました。それでも、庭や通路を隔てているので、あまりストレスになりませんでした。
家族と自分のスペースを、より分けやすい
リビングと自室が物理的に遠いからです。
アパートやマンションではワンフロアですが、一戸建てだとリビングは1F、自室は2Fというように、階をまたぐ間取りが多いですよね。
夫とアパートに住み始めた時、リビングからは扉2枚と廊下を隔てて寝室がありました。(自室が無かったので、夫婦の寝室に1人でいる=自分だけのスペース)
夫がリビングにいると、寝室にいても、人の気配を近くに感じ取ってしまうんですよ。
今は戸建てなので、2Fに自室があります。リビングからは階段と廊下と扉を隔てます。夫がリビングにいても、それほど近くに人の気配を感じなくて済むようになりました。
音もほぼ聞こえなくなりますしね。
ご近所づきあい・自治会がある
そもそもの機会が多いです。自治会、回覧板、町内の草刈り、ゴミ当番、玄関先でばったりなど。
私も夫もフルタイムで働いていても、回覧板の受け渡しやゴミ出しのタイミングは、ご近所さんとちょっとした会話になることがありました。
マンションだと回覧板はありませんし、ゴミ出しが可能な時間が長いので、他の人とあまり顔を合わせることがなかったんですよね。
幸い、ご近所の方は穏やかな方が多く、ゆるいお付き合いにさせて頂いています。
管理や清掃が大変
道路との境目の雑草、庭木の落ち葉、駐車場、庭などの清掃です。
自宅の落ち葉が、風でお隣さん、そのまたお隣さんへと流れて行ってしまうんですよね。
我が家は結局、庭木をなくすことで、落ち葉をゼロにしました。
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それでもどこからか飛んできて、我が家の前の吹き溜まりによく集まるので掃除をしています。
庭も防草シートをがっちりと敷いて、あまり雑草が生えないようにしています。
ご近所さんには、庭師さんを呼んで、綺麗に保っている方もいらっしゃいます。費用は掛かりますが、簡単に綺麗さをたもてるのでいい方法ですね。
反対に、室外の敷地は、子どもの遊び場にもなるメリットにも気が付きました。
庭、家の裏側、なんてことない通路、主人の車がない間の駐車場などです。表から見えない裏に、使っていない植木鉢なんかを置いているのですが、それで娘が遊んだりしていますね。
営業マンや勧誘の人がくる
宗教、新聞、ガス、ネット回線、ママの集まり、何かのサークル(?)。
カメラが鮮明なインターホンを付けたことで、お断りも随分楽になりました。
それでも巧妙に話してくる人がいました。いかにも今利用しているネット回線のことで確認がいるかのような話しぶりで、表に出てみると勧誘でした。
プライバシーが漏れやすい
生活の様子も、なんとなく外から察せるからです。
どうやら、私が仕事を辞めたことが周りにすぐわかったようです。
理由は、私の車が毎日駐車場にあるからでした。(車通勤でした)
周りから「お仕事はしばらくお休み?」「今日はお休みの日なの?」「ずっと車があるからどうしたのかと思って」など聞かれました。
理由が理由だったので本当に周りに話したくなく「今日は家にいたんです」と答えるようにしていました。
気持ちが落ち着いてから、実は仕事を辞めましてと話しました。
マンションなら、駐車場に車があるかパッとみてわからないですよね。
防犯面が弱い
周りから様子がよくわかるからです。
電気がついているか、テレビの音がしているか、雨戸が閉まっているか、車がないかなどです。
娘が赤ちゃんの時、怖い思いをしたことがあります。
昼だったので電気もテレビも消して、雨戸も閉めたまま、娘と昼寝をしていました。すると玄関から敷地に入った足音が…。
後になってわかったのですが、夫の親戚でした。私たちが寝ているだろうからと思い、手渡したいものを裏の物置に入れてくれたそうです。
田舎暮らしだとそういうことはよくあるそうですが、初めての経験だった私は、知らない人でも敷地内に簡単に入ってこれる一戸建ての怖さを思い知りました。
それから、庭に入るための小さな扉に、簡単なカギを付けています。
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あとで夫から親戚に、今後は来る前に連絡をして、インターホンを押すようにお願いしてもらいました。
子どもが小さいHSPママなら一戸建て
子どもがうるさくしても大丈夫
両隣や下の階の人に迷惑だから、と肩身の狭い思いをしなくていいからです。
赤ちゃんだと泣き声はもちろん、おもちゃを床にたたきつけたり、放り投げたり、スプーンを床に落としたりなんて日常茶飯事ですよね。
3歳の今でも、おかあさんといっしょを観ながら飛び跳ねて踊ります。走ります。台の上から飛び降りて遊びます。
娘を実家のマンションに連れて行くときはヒヤヒヤします。下の階の人が、音をとても嫌がる人だからです。
娘にも「実家でぴょんぴょんしていいのは、お布団の上だけだよ」と教えていますが、これが我が家で24時間となると、そうはいかないでしょうね。
娘が3歳で、私も育児でイライラしてつい怒鳴ったり、娘も大泣きしたりします。それでも「周りに申し訳ない」というプレッシャーを感じずに済んでいます。
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私の知っているご家族も、子どもの音が下の階に迷惑になるのが苦痛で、賃貸の一戸建てに引っ越したそうです。
ママさんは「気にしなくていいのが本当にストレスフリー」と喜んでいました。
やはり管理の手間など大変な面もあるので、子どもが小さいうちは賃貸の一戸建てというのも良い方法ですね。
実際、我が家の近所には賃貸の一戸建てが10件ほど連なっている地域があり、その半分が小さなお子さんがいらっしゃるか、これから子どもを産む予定のご夫婦です。
駐車場も駐輪場も、玄関の目の前
これは本当に楽です!
自分と荷物だけならいいのですが、子どもがいるから余計にです。
まず子どもを安全な家の中にいれて、それから荷物を取りに行く、というやりかたが殆どです。
何か大きな荷物があるときや雨のときは、たいてい2往復くらいしています。
こんな時、もしも実家のマンションだったら、すべての荷物と子どもを一人で担がなければならないところです。
アパートはHSPさんには落ち着かない
- 安くておしゃれな物件が多い
- 隣の人の声や、生活の音が聞こえる
- 自分の生活まできゅうくつになってしまう
安くておしゃれな物件が多い
「お洒落なアパートで、家賃も安い」という物件は、たいてい築年数が古くて木造の建物をリフォームしたものが多いです。
結婚して新居の賃貸を探すとき、外観と内装と家賃に惹かれた物件は、ほとんどこのパターンでした。
隣の人の声や、生活の音が聞こえる
一人暮らし用のアパートに住んでいたとき、例えば、お隣さんのこんな生活音が聞こえていました。
- 朝の目覚まし時計
- トイレを流す音
- 玄関ドアの開閉音と鍵のガチャッという音
- クローゼットを開け閉めする音
- 足音強めに歩く音
- ベランダに出る音、ベランダでの話し声(電話など)
一人暮らし用のアパートだったので、声はほとんどしませんでした。
あるとき、友達を連れてきたことまでわかってしまいました。話している言葉までは分かりませんでしたが、今テレビを見て笑っているな~、多分男同士だな~など、隣の生活が透けて見えた気がしたんです。
反対に、私の生活音や声も、お隣さんに漏れていたんでしょうね。これはうかつに音をたてられないと感じ、家が一気に落ち着ける空間ではなくなってしまいました。
自分の生活まできゅうくつになってしまう
お隣さんの生活音を聞いたことで、自分も気を付けないと、というスイッチが常に入っていました。
一人暮らしなのに、まるで同居人がいて気を使うような生活でした。
毎日、音には本当に気を使って過ごしていたのを覚えています。
目覚まし時計も「すぐに消さなきゃ!」電話も「あまり長く話せないし、聞かれたくない、大声で笑えない」など。
もともと長く住む予定でなかったので助かりました。
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結局、いちども友達は呼びませんでした。
まとめ
HSPさんにお勧めな住まいを3パターンご紹介しました。
- 安心や楽さ → マンション
- 室内の過ごしやすさ → 一戸建て
- 子育て → 一戸建て
これから引っ越しを考えているみなさんのお役に、少しでもたてれば幸いです。いい住まいが見つかりますよう願っています。
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