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お泊まりが苦手なHSPさんへ。気疲れを減らすための6つの方法

お泊まりが苦手なHSPさんへ。気疲れを減らすための6つの方法
harimi

お泊まりに誘われているけれど、正直苦手。

頑張って参加してみたいけれど、今のままではしんどくて参加できそうにない。

こんな自分でも参加できる方法はあるかな?

そんな悩みのあるHSPさんに、お話しします。

断り方は書いていません。参加するために、どんな工夫ができるのかを中心に書いています。

この記事のポイント

楽になるポイントは「いかに気疲れを減らせるか

気疲れを減らす方法6つを紹介

はりみ
はりみ

お泊まりに誘われるって、特別感があって、嬉しいですよね。

なのに緊張するし行きたくない…けれど誘われたこと自体は嬉しい…

そんなジレンマ、私にもわかります。

※この記事は、「友達の家へのお泊まり」がテーマです。旅行に関する記事ではありません。

お泊まりが苦手なHSPさんが、気疲れを減らす方法6つ

  1. 自分の家に来てもらう
  2. 苦手と不安をあらかじめ伝えてみる
  3. 滞在時間が短くなるように予定を組む
  4. 翌日の予定を開けておく
  5. 少ない人数にする
  6. 自分のための楽しみを仕込んでおく

1.自分の家に来てもらう

自分の家で過ごせますし、他人の家より自由に行動できるからです。

学生時代に、友達に泊まりに来てもらったことがあります。

主に私の部屋で過ごしていましたが、ときどきちょっとした用事をつくって部屋を出て、ホッと一息をついていました。

「トイレに行ってくるね」「お茶をとってくるね」「すこしだけ、電話してくるね」などの理由を作っていました。そして窓の外を少しながめて、心を落ち着かせていました。

意外と他人の家でずっと過ごすより、いっそ自分の家に来てもらう方が、楽な場合もあります

もちろん「自分のテリトリーに入られるのはどうしてもNG」という方は無理しないでくださいね。

2.苦手と不安をあらかじめ伝えてみる

一人でぐるぐると悩んでしまうなら、相手に打ち明けた方が楽になれることも多いです。

私ならこういう内容を伝えます。

  • お泊まりは、あまりしたことがなくて
  • 慣れないからソワソワして、挙動不審になっちゃうかも
  • 普段からよく寝る方だから、はやく寝てしまうかもしれない
  • しかも朝はすごくゆっくりなタイプだから、起きるのが遅いと思う

受け入れてくれるかは相手の問題です。けれど、打ち明けてもお泊まり計画が進むなら、全面的な拒否はされていないとも考えられますよね。

期待しすぎはよくありませんが、「まったく問題ないよ」「失礼があってもお互いさまだよ」そんな言葉が返ってきたら安心できますね。

もし「はやく寝られるのはつまらないから起きていてほしい」など言われたら、無理せずお泊まりはお断りして、別のイベントにしようと切り替えるのも一つの方法です。

注意点は、「せっかくのお泊まりを皆で楽しめるように、先に不安を打ち明けている」というスタンスで話すことです。

はりみ
はりみ

「遠回しに嫌だと伝えている」と誤解されるのは、避けたいですよね。

「不安はあるけれど、大丈夫そうだ」そう思えるだけで、肩の力が抜けますよ

3.滞在時間が短くなるように予定を組む

自分には苦手な時間だと分かっているからです。

夕方集合~翌朝解散など、短めの予定がお勧めです。

慣れてきて楽しめるようになったら、時間をのばしてみるのも良いですね。

4.翌日の予定を開けておく

当日の心の余裕がうまれるのと、翌日うまく過ごせるからです。

どんなに楽しくても、その後には疲れが残ります。

翌日はこんなふうに、いつもとは違う日を過ごすことになります。

  • いつも通り眠れなかった
  • 荷物の片付けがある
  • 一日のリズムが朝から違ってしまう

余裕をもって、予定を開けておくだけで、かなり違いますよ。

5.少ない人数にする

大人数というだけで、疲れてしまうからです。

実際、HSPさんの中には「3人以上になると苦手」という方が多いです。

私も2~3人(子どもがいる時は2~3家族)の集まりが限界です。

寮に住んでいた頃、際限なく人が入れ代わり立ち代わりして、最後には大勢で雑魚寝をした経験があります。

心のアンテナがグルグルと回りっぱなしで、ものすごい勢いで疲れてしまったのを覚えています。

最初のうちは2人だけにしておく方が、ハードルが低いですね。

6.自分のための楽しみを仕込んでおく

自分が楽しめる状況を、自分で作れるからです。

  • 相手も好きそうな、自分が大好きなスイーツを手土産にする(お泊まりで食べること前提)
  • 飲んでみたかったワインを持っていく
  • 欲しかったルームウェアーや靴下や下着などを、新しく買っておく

相手のことを第一に考えるのはとても素敵なことです。けれど、自分のことを後回しにしてしまう…HSPさんは無意識にやってしまいがち。

相手のことはもちろん、さらに「自分のことももてなす」気持ちで考えるとうまくいきます

特に手土産など、「相手は好きそうだけれど自分はあまり興味がない物」を選ぶこと、ありませんか?

相手が嫌いなものでなければ、自分が食べたいものを「とても美味しかったから、一緒に食べよう」と手渡すのも良い方法ですよ。

そもそもHSPさんが、お泊まりが苦手な理由6つ

私の経験から考えてみました。

  1. 隠している自分がどうしても出てしまうから
  2. 長い時間、気をつかいっぱなしになるから
  3. 眠るときに他人の気配がするから
  4. 何をするにも勝手がわからず戸惑ってしまうから
  5. 一人になれる時間がないから
  6. 相手の意外な一面を知ってしまう怖さがあるから

1.隠している自分がどうしても出てしまうから

普段は決して見せないところも、うっかり出してしまうかもしれないし、出さざるをえないのが嫌でした。

気を抜いたら太ももの後ろを掻いてしまう、実はお腹がすごく出ている、スッピン、イビキなど…。見た目だけでなく、うっかり粗雑な動きをしてしまったり、素の行動を見られてしまうというのもあります。

自己肯定感が低いというのも関係していますね。

また、その場の雰囲気や流れで、踏み込んだ質問をされる可能性も高いです。うまく答えられるかな…など、取り越し苦労もしていました。

2.長い時間、気を使いっぱなしになるから

失礼をしてしまわないか、相手を不快にさせていないか、ずっと気を使ってしまうからです。

日中に会うだけなら、帰宅して夜に自分をリセットできますが、お泊まりはその時間がほぼ取れません。

私の場合、夜寝ている間でさえ、イビキをかいてしまわないか、ゴソゴソうるさくしてしまわないかなど、気が休まらないこともありました。

3.他人の気配がしてよく眠れないから

HSPさんにとってとても大切な睡眠時間に、リラックスできないのは辛いことですよね。友達の家にお泊まりしたときは、何度も目が覚めて、浅い睡眠だな~と感じていました。

4.何をするにも勝手がわからず戸惑ってしまうから

旅館やホテルなら「大勢の人が使いやすいように、迷わないで済むように」なっていますが、友達の家は「その人が使いやすいように」なっているからです。

特に、お風呂場、洗面所などがあげられます。

バスタオルはどこ?
石鹸が2つあるけどどう違うの?
ティッシュがきれてしまった…

など、ちょっとしたことで相手に質問したりお願いが重なると、「迷惑をかけてないかな」と自分にストレスを感じてしまうことも。

自分の家と大きく違う=環境の変化も、HSPさんにとって強い刺激です。

5.一人になれる時間がないから

とても楽しい時間であっても、一人でリラックスできるタイミングがないからです。

たとえ一人でお風呂に入らせてもらっていても「相手が待っていないかな」「部屋を片付けないまま来てしまったかな」など、友達のことを常に考えていた経験があります。

6.相手の意外な一面を知ってしまう怖さがあるから

いつもよりも相手との距離が近くなるからです。

「普段は見えないけれど、こういう一面があるんだ…」

そんな風に誰かに思った経験はありませんか?

友達の家にお邪魔しているなら、相手は自分の家なので、素が出る可能性も高くなります。

はりみ
はりみ

友達の部屋着のズボンのすそがとても長くて、床をずっと擦っているのが私には衝撃でした…

お泊まりには良い点も

HSPな私から見た、良い点をあげてみます。

仲が深まる

今まで話せなかったことを、より深く話せるチャンスです。

普段よりも距離が近くなりますし、話す時間も沢山あるからです。

外で話すのと違って、誰にも聞かれる心配もありません。

自分の数少ない「ほんとうに心許せえる相手」が一人、お泊まりがきっかけで、増えるかもしれません。

自分のとれるコミュニケーション方法が1つ増える

「まったくお泊まりをしたことがない」より、「少しでもしたことがある」方が、自分なりの「お泊まり方法」をつくりやすくなります。

今後、友達と旅行で同部屋になったり、急遽親戚の家に泊まったり、子どもの合宿の付き添いだったり、いろいろなことが起こるかもしれません。

お泊まりを経験しておくことが、1つ、自分の糧にもなるのです。

今回誘ってくれている相手がいて、心許せる相手だとしたら、チャンスかもしれません。

思い切って参加してみると、人生のコミュニケーション方法が1つ増えて、自分の幅が広がるかもしれないと考えてみてください。

まとめ

お泊まりを楽にするポイントは、「いかに気疲れの元を減らせるか」で、気疲れを減らす方法6つを紹介しました。

ご紹介した方法で、少しでもお泊まりが楽しい時間になれば嬉しいです。

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はりみ
はりみ
HSP×自閉症傾向ありかける自己肯定感の低い、アラフォーママ
HSP(非HSS型HSP)で自己肯定感が低く完璧主義な性格で、自閉症スペクトラムの傾向があります。適応障害と強迫性障害を経験したアラフォーママ(元ワーママ)です。

中学時代に自分が大嫌いになり、あらゆる挫折を経験してきました。ありのままの自分に誇りをもつのが目標です。

考え方や環境などを少しずつ変えて楽になった経験から、生きづらさやストレスを減らすための工夫やヒントを中心にお伝えします。
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