HSP|予定があると落ち着かない理由と対策【克服体験談あり】
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予定の日が近づくとなんだか落ち着かない。予定自体はそんなに嫌じゃないように思うのに…。なんとかならないかな?
約束していた相手がキャンセルしたり、雨で予定が中止になったらほっとしてしまう。どうしてなんだろう?
そんな悩みのあるHSPさんに、お話しします。
結論からお話しすると、予定があると落ち着かない理由は、責任感・不安・苦手意識があるからです。気付かないうちに、いくつもの要素が積み重なっています。
対策は、「本当に楽しみなのかを考えて予定を入れる」が基本です。それができない場合もあるでしょうから、他の対策もお話ししますね。
中には克服できるものもありますよ。私は「着ていく服がない」悩みを解消したことで、落ち着かなさを軽くできた経験があります。こちらも後ほどお話しします
安心してください。自分なりの「予定の入れ方スタイル」ができてくると、予定があっても落ち着かないことが減らせますよ。
HSPさんが、予定があると落ち着かない理由5つ
理由は次の5つです。
- 予定を成功させなければという責任感があるから
- もしもがあったらどうしようという不安があるから
- 自由な時間が減ると感じるから
- 自分でワクワクしながら決めた予定ではないから
- それ以外の苦手や不安要素が入っているから
1.予定を成功させなければという責任感があるから
責任感の強いHSPさんならではの悩みです。
- 待ち合わせや予約の時間にはきっちり間に合わないといけない
- 自分が立てた予定を、相手にも楽しんでもらえないといけない
- 交通機関をミスなく乗り継がなければいけない
そんな責任感から予定が重荷に感じてしまいます。
私も、「予定通りにことを進めないと!」とついつい考えすぎてしまいます。
まるで、仕事のタスクのようですよね。
2.もしもがあったらどうしようという不安があるから
ついリスクを想像してしまうからです。ネガティブ思考になりやすいHSPさんは多いですよね。
- 朝寝坊したらどうしよう
- 忘れ物をしたらどうしよう
- 間に合わなかったらどうしよう
- 途中で自分だけ疲れてしまったらどうしよう
- 相手がつまらなさそうになったらどうしよう
- 急なトラブルがあったらどうしよう
- 行くはずのお店が急な休みになっていたらどうしよう
- 子どもが癇癪をおこしてしまったらどうしよう
ありとあらゆる不安を、シミュレーションしてしまうんですね。
過去に不安が的中してしまった経験はありませんか?その時にうまく切り替えられず、引きずっている場合もあります。
3.自由な時間が減ると感じるから
「予定がなければ自由に過ごせるのに」「一人でゆっくり部屋にこもっていられるのに」
そんな風に感じてしまうのです。
一人の時間を大切にするHSPさんには、自由な時間はとても貴重なものですから。
私自身、予定=拘束時間とイメージしてしまうことがあるくらいです。
4.自分でワクワクしながら決めた予定ではないから
誘われて何となくOKした集まり、惰性で通っている習い事、子どもが中心の行事、やらなければいけないから仕方なく、などです。
特にママになると、自分のためではなく、家族のための予定も多くなりますよね。
自分が「やりたいな」と思う予定は入れられないのに(時間を気にせず一人でゆっくり出かけるなど)…というジレンマもあります。
5.それ以外の苦手や不安要素が入っているから
予定によって、様々な要素が隠れています。
私の場合、考えてみるとこんな理由がでてきました。
- 家から遠くて疲れそう
- 猛暑の予報でバテそう
- 帰宅が遅くなりそう
- 初めての人に合うから緊張する
- たくさんの人と集まるから緊張する
- 相手と話がつづくか緊張する
なんだか気乗りしない…という場合、よく考えてみると、色々とでてくるものです。
HSPさんにおすすめの「予定があると落ち着かない」への対策6つ
対策は次の6つです。
- 本当に楽しみなのかを考えて予定を入れる
- 帰宅する時間にめどを立てておく
- ぼーっとする時間を埋める何かをみつけておく
- 予定中や予定後に楽しみをつくっておく
- 不安解消に努める
- キャンセルや延期をしてもいいと考える
1.本当に楽しみなのかを考えて予定を入れる
これをくり返すと、だんだんと自分なりの「予定の入れ方スタイル」ができてきます。そうなれば「予定があると落ち着かない」ことが減っていくので、最もおすすめです。
予定を入れる前に、「自分が本当にワクワクする予定なのか」をしっかり考えることです。
自分がやりたくてたまらない!とワクワクいっぱいの予定なら、責任感や不安を感じたとしても、ネガティブ一色にはなりません。
こんなことはありませんか?
- 誘われたから、断りにくくてOKしてしまった
- 自分以外の全員が参加するから私も…とOKしてしまった
- 疲れそうなイベントだなと感じながらも、申し込んでしまった
- 準備が面倒そうと分かっていながら、予定をたててしまった
予定が近づくにつれ、ネガティブな気持ちになるのが想像できますよね。
懸念があっても入れないといけない予定なら、懸念をなくしてから予定を入れるといいですよ。疲れそうなイベントなら、休憩ポイントはあるか下調べをして納得してから申し込む、などですね。
考えた結果、予定を入れない、という選択肢もありなんです。
2.帰宅する時間にめどを立てておく
疲れやすいHSPさんにピッタリの方法です。
思ったより長引いて疲れているのに帰りたいと言い出せなかったり、「こんなに遅い時間になってしまったのに、まだあれもこれも終わっていない」を避けるためです。
自分が理想とする「○時までに帰ってこられる」に合わせて、予定を立ててしまうのです。
時間のかかる予定なら、2日に分けてしまうのもいいですね。
よく「晩ごはんを食べて帰るかその場で決める」流れってありませんか?
私はあまり得意ではありません。たいていの場合、自分が思っているよりかなり遅い時間に帰宅することになるからです。
食べて帰らないにしても、家に帰って作るか、買って帰る手間が急にうまれるからです。
私はこのようにめどをたてています。
- 16時までに帰宅して、予め買っておいた食材で簡単な晩御飯を作る
- 食べて帰ると決めているので、お風呂や布団の用意はしておく。遅くとも19時には帰れるように、晩御飯は17時半には食べはじめる
実際は、小さな子がいるので時間通りにいかないことの方が多いです。それでも、めどを立てているほうが、どんどん後ろにずれこんでいくのをマシにできますよ。
3.ぼーっとする時間を埋める何かをみつけておく
ぼーっとする時間がうまれると、ついネガティブな考えが浮かんできてしまうからです。
いつもより多めに、趣味に没頭できる準備をしておくといいですね。私は小さな子がいてもできることに限られるので、お気に入りの本を読み返すようにしています。
スマホだと、すぐ子どもに取られてしまうんですよね。
4.予定中や予定後に楽しみをつくっておく
頭の中が予定への不安でいっぱいになったら、楽しみを考えるようにシフトできるからです。
- 好きなお菓子を持参できるように買っておく(ひとくちチョコレートをかばんに入れておくなど)
- 晩ごはんは自分の好物を用意しておく
- 翌日にマッサージや美容院の予定をいれておく
- 読みたかった本を手に入れておく
などです。予定を乗り切ったら、次に楽しみが待っていると思えるで、ぐるぐるとしたネガティブ思考から抜け出しやすくなりますよ。
5.不安解消に努める
○○だったらどうしよう、を極力減らしておきましょう。
これ以上はどうしようもない、というところまできたら、やれることはやったのだから、あとで後悔して自分を責めなくて大丈夫」と思えて楽になれます。
例えば、目的地への道順の確認といった基本のことから、お店が定休日でなくても電話して確認
を入れて置いたりです。
その時あたまに思い浮かんだ不安が、ちょっとした行動で解消できるなら、してしまいましょう。スッキリできること、意外と多いですよ。
ただし、頑張りすぎないように気を付けてくださいね。
何事も、疲れる前にやめるのがポイントです。
6.キャンセルや延期をしてもいいと考える
自分一人の予定なら、どうにだってなる予定も多いものです。
キャンセルや延期をすることに、罪悪感を感じているのではありませんか?「せっかく予定していたのに、無しにしてしまうなんて、自分はダメだな…」なんて思わないでください。
行きたくない、とハッキリ結論が出ているのなら、キャンセルや延期は「自分を大切にする」行動の一つですから。
その時、何が原因で行きたくなくなったのかを心に問いかけておくといいですね。自分なりの「予定の入れ方スタイル」をつくることに繋がりますよ。
私はこれをくり返して、「なんとなくの憧れ」で予定を入れることがなくなりました。
結局、キャンセルしてしまうとよくわかったからです。
次の項目に詳しく書いています。
克服体験談①「予定の入れ方スタイル」|予定があると落ち着かない×HSP
私の予定の入れ方スタイルの1つに、「なんとなくの憧れから、イベントの予定を入れるのはやめる」があります。
イベントに参加するのって、人生が充実していそうだし、写真も撮れるし、話のネタにもなるし、なんだかキラキラしているし…
以前の私はそう感じていました。まだ、自分がHSPだと知らなかった頃です。
Instagramなどの広告で、住んでいるエリアに近い場所のイベントが表示されること、ありませんか?
なんとなく、「行くことが良いこと」「行くこと自体の憧れ」という気持ちがあり、よく予約して行っていたのです。
ですが結局キャンセルしたり、当日しぶしぶ行くことになったりで、違和感を感じていました。
ある日「このイベント、本当に行きたいの?ワクワクするほど?」と自分に問いかけると、答えは「???」。実はそうでもなかったのです。
それから、本当に行きたいのかを真剣に考えるようになりました。すると「予定があると落ち着かない」頻度がぐっと減ったのです。
「予定があると落ち着かない」は減らせるんだ!と実感した出来事でした。
克服体験談②「着ていく服がない」|予定があると落ち着かない×HSP
予定前に落ち着かない原因の1つが「着ていく服に自信がなかった」ことと分かり、ファッションの研究をすることで克服したという話です。
30代半ばまで、どんな外出の予定も苦手でした。外出中も気持ちは晴れず、帰ってくるとグッタリ。
どうしてこんなに悩むんだろうと真剣に考えたところ、「着ていく服に自信がなかった」が大きな要素だと気が付いたのです。
そこから、色々な診断(パーソナルカラーなど)を受け、ファッションの研究をし、今では服選びにはあまり困らなくなりました。
例えば、こんな悩みが無くなりました。
- 友達と会うのに着ていく服がない
- おしゃれな子と会うのに自分だけ惨めな恰好だったらどうしよう
- どの服を組み合わせても地味すぎて変な気がする
- いつも同じ服ばかりで変だと思われたらどうしよう
- 新しく買うにしても何を買えばいいかわからない
以前の私はファッションに疎かったので、昔の写真はダサくて恥ずかしい恰好のものが多いんです…。それが今では、TPOに応じて無難にもできるし、おしゃれを楽しめる余裕を持てています。
私にとっては「服」がポイントでしたが、皆さんにも何かポイントになるものが見つかるかもしれません。落ち着かない気持ちが軽くなるきっかけになるはずですよ。
まとめ:HSP×予定があると落ち着かない理由と対策
5つの理由と、6つの対策、2つの克服体験談をお話ししました。
せっかくの人生の時間ですから、自分らしく落ち着いて過ごしたいものですよね。
ぜひ、すでに入っている予定をちょっと見直してみてください。
少しでも、皆さんの「落ち着かない」が解消されることを願っています。